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セルマー シュプレーム 2022年限定モデル ノーマルとの違いを徹底比較

2022/12/01 07:04:00

2021年にデビューし、瞬く間に世のサックス吹きを魅了したSelmerのニューモデルの「SUPREME(シュプレーム)」。

シリーズ2やシリーズ3にも増して倍音が豊富でリッチなサウンドになった事はもちろん、特に全音域で安定した音程は、これまでのサックスの常識を覆す特筆すべきシュプレームの特徴です。

そんな世を騒がせた「SUPREME(シュプレーム)」が、セルマーのサックス生誕100周年という記念すべき2022年に特別仕様の限定モデルとして誕生しました。(製造本数はシュプレームのパーツ数にちなんだ641本とお洒落な発想。)

このSUPREME Model 2022の中でも#252番目に製造された個体。(私の学生時代の部屋番号で、親しみを感じます。)

もう製造されることのない特別仕様で、当店のSUPREME Model 2022は最後の1本となりました。良い出会いに恵まれ、ご成約いただきました。

     

 

   

そこで気になるのが、ノーマルのシュプレームと限定品のシュプレームで何が違うのか?その違いを徹底比較!

 

シュプレーム“Modèle 2022”は、セルマー・パリ初となるサクソフォン“Modèle 22”の誕生から100周年を記念した限定モデルです。アール・デコ調にデザインされた彫刻は、狂乱の時代と呼ばれる1920年代のパリを彷彿とさせます。第一次大戦後の惨禍を超え、人々がアバンギャルド~革新的芸術~に熱狂した時代の風を受け、サクソフォンは大きく花開く時を迎えることになりました。~メーカーHPより~

2022年モデルはセルマーのサックスが誕生した1920年代のイメージをアールデコ調にデザインし、全体のデザインに取り入れています。それらを順にみていきましょう。

ネック

渋みのあるマットブラックのオクターブキィ。ノーマルとカラーリングが反転しているのが良いですね。

ネックジョイント

ノーマルは洋白製にラッカー仕上げのソケットリング。ネックスクリューは真鍮製。

2022年モデルはノーマル同様に洋白製のリングと真鍮製のスクリューですが金メッキ仕上げとなっています。ソケットには限定のみのシリアルNo.も入ります。何番目に作られたシュプレームが手元に来るか、想像するのも楽しいですね。

ネックを3方向から均一に結合することが出来るネックジョイントはシュプレームの特徴の一つ。

指貝

ノーマルのスタンダードな白蝶貝に対をなすように2022年モデルは黒蝶貝。

マットな管体に鈍く光る指貝が良い味を出しています。

3点支柱

ノーマルはリングタイプ。2022年モデルは1920年代のマイクをイメージしたデザイン。

こんな感じのホルダーにマイクがセットされている様子をデザインに落とし込んだようですね。

リングの径もノーマルより大きそうです。リングのセンターにはクラリネットの管体などに使われるグラナディラをはめ込んでいるとか。これらにより音色がどう変わるかも気になるところ。個人的に別素材を取り入れたデザインがツボなので現物が見てみたいです。

キィガード

2022年モデルの印象的なマットブラックのキィガード。ノーマルと同じ形状ですが、マットブラックのカラーリングにより細みと曲線が際立ちオリジナルデザインに見えます。艶消しの管体との相性がよくカッコいいです。

仕上げ

ノーマルのダークゴールドラッカーもカッコいいですが、2022年モデルのダークゴールドマットラッカーは深みがあり、別のカッコよさがあります。

彫刻

華やかなノーマルの彫刻とは方向性が異なり、1920年代のイメージや印象をデザインしたこれまでにない彫刻です。

サムレスト/サムフック/タンポ

サムレストとサムフックはノーマルはラッカー仕上げですが2022年モデルは金メッキ仕上げ。マットな管体にさり気なく輝きます。

また、タンポにはブラックレザーを使用し全体のデザインに統一感とこだわりを感じます。また、タンポのレゾネーターは2022年モデルのみ波型でゴールドのレゾネーターを採用。隠れたこだわりに愛を感じます。

マウスピース/リガチャー

付属のマウスピースはどちらも「コンセプト」。リガチャーはセルマーのオリジナル。

全体の各部にマットブラックを取り入れた2022年モデル。リガチャーもマットブラックの特別仕様。

画像からは分かりづらいですが、マウスピースも良く見ると2022年モデルのコンセプトの一つである曲線の模様が見受けられます。

マウスピースはノーマルと同様の通常の「コンセプト」が付属しています。開発当初の計画段階では模様を入れる予定だったのでしょうか?コストが合わなかったのか、曲線模様はオミットされています。

付属品

ノーマルも凝ったデザインのアクセサリー。2022年モデルはクロスやスワブのデザインがコンセプトに沿った柄となっています。ケースのポケットの柄も違うようですね。

シュプレームの良さに加えパリの空気感ある全体のデザインが限定品ならではの特別感を感じます。それらの仕様からいったいどのような音色がするのか今からワクワクしますね。早く手に取って実物を見たいです。

残り最後の1本となりました!もう製造されることのない限定モデルをお買い逃しなく!!

お客様に大変気に入って頂け、ご購入いただきました。

各部の画像などは下記↓より!
  

  

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試奏動画

ジャズサックス講師の濱西公博さんによる試奏動画です。ラバーとメタルと両方のマウスピースでの試奏が聴けるのはありがたいです。

ラバー製マウスピースのサウンド↓

 

メタル製マウスピースのサウンド↓

濱西公博さんのYOUTUBEでは試奏以外にもLiveや一人サックスアンサンブルの動画もアップしていますので、こちらも是非ご覧ください! 

   

他にもこんなサックスも取り扱っています

ROOTE 8

ビンテージのような抜けの良い吹奏感のROOTE8。その中でも”Authentic”はハンドブラッシュドサテンによる独自のデザインとハスキーサウンドが魅力です。

YANAGISAWA

日本の町工場ならではのハイクオリティな仕上がりと、日本人にも持ちやすいキィ配置、程よいノイジーな音色が魅力です。

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ジャズサックス界の巨匠ボブ・ミンツァー氏も愛用のEASTMAN。重厚な仕様でありながら、吹奏感は重くなく、心地よく鳴らすことが出来ます。

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Written by
Makoto Kubo

中学校に入るときにホルンの形に魅了され、中学、高校、大学でも吹奏楽にのめり込む。卒業後はESA音楽学院にて管楽器修理も専修技術を習得。現場経験も豊富で、プレイヤーの目線で小物や楽器をチョイスし、より楽しい”Music Life”の提案を心がけている。

愛器はAlexander / 200GBL。

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