Altus Flute(アルタスフルート)ってどんな楽器?何がいいの?
こんにちは、ブラステック高岡の中嶋です。
世界にはさまざまなフルートメーカーが存在します。そして実は特に日本はフルートメーカーが多いんです。メーカーによって音色の特徴、製法、メカニズム…とその違いは様々です。
今回は日本のフルートメーカーの中でも「Altus(アルタス)」について少し語らせてください♪
▼Topics
●アルタスフルートってどんなメーカー?
●アルタスフルートが奏でる音色
●アルタスフルートの素材へのこだわり
●アルタスフルートにピンクゴールドをあしらったBrasstekオリジナル”Rose”シリーズ
●アルタスフルート 工場見学記
●🆕モデルチェンジしたばかりの新しいアルタスフルートに迫る!⇒2023年11月更新
アルタスフルートってどんなメーカー?
アルタスは緑あふれる自然豊かな長野県安曇野市に工房を構えている日本製フルートです。
「本当の意味での道具作りに徹する」をコンセプトに、一流のフルーティストとの対話に重きをおきながらフルートの開発を行っています。そのため、伝統的でありながら新しい設計のフルートに仕上がっています。また、他のメーカーと比べ機種ごとの価格幅が狭く、学生からプロまで、自分に合ったもフルートを見つけやすい豊富なラインナップを展開しています。
その品質のよさ、安定感のある音程は日本に限らず世界中のフルート奏者にも好まれ、デニス・ブリアコフをはじめアルタスを愛用しているプロのフルート奏者も増えています。
以前、実際にアルタスの工場に見学に行ってきました!
▼その時のブログはこちらからご覧いただけます。ぜひご覧ください♪
【工場見学に行ってきました!】アルタスフルートの魅力!①
アルタスフルートが奏でる音色
ムラマツが太く豊かな音色なのに対し、アルタスは艶のあるしっとりとした音色と言われています。素直な音で柔らかく明朗なイメージです。クリアで明るい印象のヤマハの音色とも一味違った優しく暖かな印象を受けます。合奏では周りに溶け込みつつも全体の響きに明るさを加えてくれ、ソロでは会場に伸びやかに響いてくれます。
さらに、アルタスは独自で開発した「アルタススケール」によって、音程も安定感があります。これもアルタスの特徴です。
「アルタススケール」とは、自然に吹いても正しい音程が出るように、これまでのフルートの設計を見直したアルタスならではの設計の事です。
世界の一流音楽家でありスケール研究の第一人者のウィリアムベネット氏と共に研究を重ねた結果、理想的な倍音がのった正しい音程が出るようにトーンホール(音孔)の位置や高さなどを、従来のフルートにとらわれないアルタス独自の設計を生み出しました。
同じ機種でも、指で押さえるキィの部分に穴が開いている「リングキィ」とキィの部分に穴の開いていない「カバードキィ」で倍音ののり方が違うため、トーンホール(音孔)の位置を変えています。
奏者にとっての最大の課題である「音程」に煩わされることなく演奏に集中できるフルートを目指し、アルタスが研究に研究を重ねた答えが、この「アルタススケール」です。
アルタスフルートの素材へのこだわり
フルートの素材には白銅、銀、プラチナ、金などがあります。
モデルによって使用する素材が違ったりするのですが、アルタスはこの中でも銀の種類が多く、この種類の多さこそ素材へのこだわりが伝わってきます。
フルートは一般的に「銀製」というと「Ag925」を使用されていることが多いです。
「Ag925」って何?となった方のためにご説明すると、このAgとは銀のことで、後にくる数字が銀を含む割合(含有率)です。なので「Ag925」は「銀が92.5%含まれている」ということです。この「Ag925」はスターリングシルバーとも呼ばれ、多くの銀製品にも使われる代表的な銀です。
この含有率の違う銀の多さが、冒頭で触れた「豊富なラインナップ」に繋がります!アルタスは「Ag925」に限らず「Ag946」や「Ag958」、「Ag997」と銀の種類がたくさんあります。数字が多きほど銀の純度は高くなります。銀の純度が高いほど、より芯のある厚みの増した音が出ますが、一方で楽器を鳴らすための奏法や息圧などテクニックや体力を必要とします。
このようにアルタスは銀の種類が豊富なことによって楽器を選ぶ選択枠が増えるので、より自分に合った理想の楽器をお探しいただけるはずです!
例えば…
■A9(旧A907モデル)
頭部管Ag958(多くのメーカーではAg925を採用)、リッププレートAg925、管体/キィ白銅…軽い吹き心地で初心者や小柄な方でも吹きやすい。頭部管にAg958を採用しているので、明るい響きと温もりある芯がバランスよく溶け合った音色。
■A10(旧A1007モデル)
管体Ag925、キィ白銅…多くのメーカーが入門モデルの一つとして採用している一般的な仕様。他のメーカーと吹き比べると、アルタスならではの鳴らしやすさと艶のあるしっとりとした音色を感じやすい。
■A11(旧A1107モデル)
管体Ag958、リッププレートAg925、キィ白銅…A10よりも、響きの密度が増し明るく豊かな音色に。A10よりも吹き応えがある為、A10では物足りない方に試してほしい機種。
■TSⅡ(旧TSモデル)
総銀製Ag925、キィの一部にAg997…明るい響きに厚みが増し、ホール内に良く響く遠達性のある音色に。
などなど…。さらに総銀製以上のモデルであればより銀の種類や組み合わせが増え、様々な音色と吹き心地の違う機種が出ています。
rose
アルタスフルートにピンクゴールドをあしらったBrasstekオリジナル”Rose”シリーズ
そんな昔ながらの勤勉で研究熱心な日本人のこだわりが詰まったアルタスのフルートに、
弊社のBrasstekの想いをさらに加えたモデルが “Rose(ローズ)”シリーズ です。
各部にあしらわれたピンクゴールドが音色に優しさが加わるだけでなく、見た目の華やかさと併せて、あなたの心に寄り添います。
▼”Rose”シリーズ 詳しくはこちらから▼
koujou
アルタスフルート 工場見学記
モデルチェンジしたばかりの新しいアルタスフルートに迫る!
アルタスフルートは2023年9月にモデルチェンジを行い、新たな設計を採用し従来よりも「より正しく倍音の乗った音が、より正しい音程で鳴る」フルートにアップデートされました✨
またモデルチェンジに伴いモデル名も変更になりました。
モデルチェンジしたばかりの「A11」モデルが、早くも当店に入荷してきたのでレビューしちゃいます😊
▼こちらで詳しくご紹介してますので、ぜひご覧ください
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タグ: Altus, Flute, アルタス, フルート