国産グランドピアノのご購入をご検討の方にオススメしたい”輸入アップライトピアノ“
こんにちは、ピアノクラウド金沢の乾です。
ヤマハ音楽教室幼児科に入会後、高校卒業までピアノとエレクトーンのレッスンに通い、高校卒業後はヤマハピアノテクニカルアカデミーにて、ピアノの歴史や構造、調律と修理の技術を学びました。
テクニカルアカデミーを卒業後、㈱開進堂楽器に入社。15年間、学校やお客様宅や音楽教室のピアノのメンテナンスをさせていただき、2022年春からはピアノクラウド金沢にて、お客様にご満足いただけるようピアノ選びのお手伝いをさせていただいております。
調律師としてコンクールでグランドピアノを弾くお子様にはグランドピアノをお勧めいたしますが、
趣味で音楽を楽しまれる方で、国産グランドピアノのご購入をご検討の方や、アップライトピアノから国産グランドピアノに買い替えをご検討の方にオススメしたいのがヨーロッパ製のアップライトピアノです。
国産グランドピアノと同じご予算で、ヨーロッパピアノをご自宅で楽しむことが出来ます!
一般的に「アップライトピアノは入門用」というイメージがありますが、ヨーロッパ製のアップライトピアノを弾いていただくと、グランドピアノの機能や性能に勝る魅力があると確信していただけることと思います。
一度触ると、また弾きたくなる感動が輸入アップライトピアノにはあるんです✨
長年国産ピアノに接してきた私は、輸入アップライトピアノを弾くと体感の違いにいつも感動します。
もちろん国産のアップライトもグランドも大好きなのですが、
国産ピアノとは一味違うピアノの魅力がヨーロッパピアノにはたっぷり詰まっています✨
❞キング・オブ・アップライト❞
” King of Upright ” そう評されるベヒシュタインのアップライトピアノ。
音響、音量、音色の豊かさ、精緻なアクションにより、グランドピアノに引けを取らない「ベヒシュタイン サウンド」が感じられます。
オーケストラの響きをピアノに求め再現されたベヒシュタインの音色は、コンパクトなアップライトピアノにもしっかりと感じられます。
R2 Millenium
当店に展示中のベヒシュタインアップライトピアノ、R2 Millenium
ドイツのデザイン賞を受賞した近代的で美しいデザインのピアノです。
高さ116㎝と小型サイズながらも、見た目以上の音圧、音量、音の広がりがあります。
ベヒシュタインピアノならではの透明感や音の立ち上がりの速さは、国産ピアノにはない大きな魅力です。
トリルなどの速いパッセージがとても弾きやすく、指の動きがそのまま音になる気持ち良さを感じます。
一般的なアップライトピアノは弦をプレッシャーバーと呼ばれる1本の鉄の部品で押さえているのに対し、ベヒシュタインのアップライトピアノには1本1本弦を通して固定する「アグラフ」というパーツが全ての音に用いられています。
このアグラフが弦をしっかりと固定しながら、より澄んだ音を出す働きをしています。
12N
斜めに開く天屋根が特徴的でとても希少な12N。
グランドピアノのような音響効果があり、アップライトピアノの持ち味の前後への音の広がりに加え、上や横方向にも音が広がります。
ストライプのようなすっきりとした木目に、丸みのあるコロンとした鍵盤蓋がとても個性的でインテリアとしても自慢の一台です。
12Nも総アグラフ仕様になっており、澄んだベヒシュタインサウンドを楽しむことが出来ます。
見た目のかわいらしさとは違う力強さや、迫力があり、R2 Milleniumに比べ、ノスタルジックな12Nの響きは、弾いているうちにどんどん深い魅力にはまっていくような唯一無二のピアノです。
このピアノの音色にはまったらもう他のピアノには戻れないかもしれないですね!
ベヒシュタインピアノの音色の中でも、私は特にPP(ピアニッシモ)に魅力を感じます。
国産ピアノやスタインウェイとは異なる、本当に繊細な光のような、かといって消えそうな弱い音ではない美しい響きが、この12Nにもしっかりと感じられ感動しました。
「幸福の画家」ルノワール
突然絵画の話になりますが、
私の好きな画家の1人 ルノワールは「幸福の画家」と呼ばれ、多幸感に満ちた絵をたくさん描きました。
ルノワールの絵が “ 幸せ感 ”を生む要素は次のように言われています。
・光を写す透明感と色彩の豊かさ
太陽の光を感じる透明感はパレットの絵の具を混ぜるのではなく、薄い色を何層にも重ねることによって出しているそうです。
・ふくよかな女性たち
ルノワールが描く女性は顔もボディもふっくら。晩年の作品になるほど ふっくら感 が増し、絵から伝わる幸せ感も増していったそうです。
・血色感
描かれている人物の多くはピンク色の頬をしています。
ルノワールが描いたピアノ
ルノワールの代表作の1つに【ピアノを弾く二人の少女】という作品があります。
ここに描かれているピアノは「プレイエル」というメーカーのアップライトピアノです。
「プレイエル」のピアノと言えば、ショパンが愛用しフランスの自宅にグランドとアップライトを1台ずつ置いていたことで有名ですが、
このプレイエルの音を現代に受け継いでいるのがベヒシュタイン!
プレイエルの特長である粒立ちの良さや、透明感、色彩感はベヒシュタインピアノに継承されています。
ベヒシュタインのアップライトピアノの音色を聴きながら、「幸福の画家」ルノワールが描いた幸せなひと時に響いていた音は、きっとこんな音だったんだろうなぁと思ったり。ロマンを感じますね。
透明感、豊かな色彩、ふくよかさ、血色感、、、。
ルノワールが描いた“幸せ感”はすべてベヒシュタインピアノの音色の特長と一致しています。
ベヒシュタインピアノは“幸せの音色”と表現できるかもしれないですね。
グランドピアノを越えるアップライトピアノ
国産グランドピアノのご購入をご検討の方や、アップライトピアノから国産グランドピアノに買い替えをご検討の方は、ぜひベヒシュタインアップライトを候補に入れてみてください!
国産グランドピアノと同じご予算で、美しい芸術品 “ キング・オブ・アップライト ”をご自宅で楽しむことが出来ます!
タグ: R2 Millenium, アップライトピアノ, ベヒシュタイン