グランドピアノで練習した方が良い理由4選
こんにちは!ピアノクラウド金沢です。
以前、「ピアノのレッスンにはアコースティックピアノが良い」といわれる理由や、
それぞれの違いなどをお話しさせていただきました。
その時のブログはこちら↓
さて。
グランドピアノやアップライトピアノのことを、アコースティックピアノといいますが、
今回はグランドピアノ↓に焦点を当ててお話しをしていきます。
私たちスタッフは、ご来店いただいたお客様へグランドピアノとアップライトピアノのどちらもご説明いたしますが
多くの方はレッスン用にアップライトピアノをご購入されます。
詳しくお話しを聞くと、グランドピアノは、アップライトピアノよりも大きく場所をとることや、価格が高いことなどの関係で、検討すらされていない方も多くいらっしゃいます。
でも実は、ピアノをしっかり学ぶためには、グランドピアノでの練習が1番なんです。
なぜグランドピアノで練習した方が良いのか。
今回のブログでは、その理由についてお話してきます。
「ピアノで学ぶ」とは
ピアノは、「弾く事」に加えて「表現する事」を学び、楽しむ楽器です。
間違えずに曲が弾ける・指が速く動くようになることは大切なことですが、
それができただけでは、ピアノは上手になりません。
間違いなく弾けるようにすると同時に
「この曲は優しい音で弾いて」 「この部分は悲しい気持ちで弾いて」
といったことを求められます。
「作曲者が曲に込めた想いや感情を、自分なりに表現できるようにする」ことが、
ピアノが上手になった・弾けるようになった、ということだからです。
この「自分のイメージを音にする力を養う」=「表現力を学ぶ」ためには、
アップライトよりグランドピアノの方が優れているので、練習するのはグランドピアノの方が良い、
ということになります。
グランドピアノが良い4つの理由
グランドピアノが良い4つの理由を、「技術力」と「表現力」の2つに分けて見ていきましょう。
■技術力
①速い曲が弾けるようになる
ピアノの構造上、グランドピアノは1秒間に14回連打ができますが、アップライトピアノは1秒間に7回しか連打ができません。連打やトリルのある曲・速い曲は、グランドピアノでないと弾く事が難しいです。
そもそも作曲家は、グランドピアノで弾く事を想定して曲を作っているので、
グランドピアノでないと弾けないものもたくさんあります。
②長時間練習できる
グランドピアノの方が鍵盤が軽いので、長く練習をしても疲れにくいです。
鍵盤が重いとすぐ腕が疲れてしまったり、無理に力を入れてしまったりしますが、
軽いと余計な力を入れず脱力して弾けるので、集中して効率よく練習することができます。
■表現力
③幅広い表現ができる
アップライトピアノは、限られたスペースで演奏を楽しめるようにコンパクトにつくられています。
グランドピアノは、大きな響板や長い弦を活かすことで、倍音豊かな響きを生み出し、
多彩な音色と強弱の変化をつけることができる、など幅広い表現力をもっています。
自分がどんなに「こんな音で弾きたい!」と思っていても、
練習しているピアノが「表現の幅の狭いピアノ」で自分の思う音がつくれなければ、
思ったように弾くことはできないですよね。
「自分の音」を作りあげていくためには、練習するピアノの「表現の幅の広さ」がとても重要です。
④耳が育つ
構造上、アップライトピアノの音はこもりがちです。
グランドピアノは、響板や弦の設計上、ダイレクトに音が聴こえるため、こまかなニュアンスや音色の変化などを、
自分の耳で確かめながら練習ができるようになります。
自分の耳でしっかり聴いて弾けるようになると、もちろん上達も早くなります。
お客様のお話しを聞くと、毎日家で練習しているのに、レッスンでは上手く弾けない・・・という悩みを抱えている方がたくさんいらっしゃいます。それは、ご自身やお子様の上達したレベルに対して、ご自宅のピアノが追い付いていないことが原因のひとつと考えられます。
週1回レッスンに行っているのであれば、必然と週6回はご自宅のピアノで練習することになりますよね。上達を大きく左右するご自宅での練習こそ、より良いピアノで練習しませんか?
音や弾き心地の違いを知りたい、どのようなピアノが良いのか分からない、というお悩みにも、当店スタッフが全力でサポートさせていただきます!
いつでもお気軽にお問い合わせください♪
皆様のご来店、お待ちしております。