【レポート】7/31馬塲マサヨ先生セミナー①
こんばんは、楽器センター金沢の織田です。
昨日は馬塲マサヨ先生の公開講座「目からウロコのピアノ指導法」を開催いたしました。
朝から暑い日でございましたが、多くの先生にお越しいだたき誠にありがとうございました!!
今日はその模様をお届けいたします!
すぐ弾ける子はたくさんの曲を弾いている
馬塲先生のお話はとてもフランクで、内容も明瞭簡潔!
しかしながらウィットに富んでいて、
集中してお聞きくださった指導者の先生方も時折笑いが起こるそんなアットホームな空間をつくっていただきました。
さて、早速内容ですが・・・
練習は大事。でも一分ほどの曲を30分間ずっと弾けるわけがない
親御さんに「半年かけて練習してきたのにうまくならない!」
・・・といわれたことが先生のご経験として本当にごまんとあるそうですが、
そういうお子さんによくありがちなのが一つの曲だけしか取り組んでないということ。
30分から1時間くらいかけて練習してほしいのに集中力も乏しいし・・・とおっしゃるけれど、
ショパンのワルツやプレリュード、ベートーヴェンのソナタあたりをやっているならいざしらず、
導入期の長くても1分くらいの曲を30分弾きつづけるということは、
休み休みやっても20回くらいは弾かなければなりませんね。
それって子供にとっては飽きちゃうし、モチベーションを保つのも難しい・・・。
しかしながら、取り組む曲が難しくなってくると当然苦しくなってくるわけですが、
なにか壁が出来たとき、ひとつの教本だけをやっていては乗り越えることが難しくなる。
先生も生徒さんのレッスンを考えたときに、
他の指導者の方から「一年の間に演奏する音の数が多ければ多いほどいい」という話を聞いたそう。
これは取り組んだ曲すべての音の数であって、繰り返しどれだけ練習したかの数ではありません。
とりあえず曲に取り組む
↓
ちょっとつまづいてきたら違うタイプの曲を平行してはじめる
↓
力をつけて、つまづいた曲を仕上げて壁を乗り越えさせる
いくら幼いからといって生徒さんにも当然プライドがあります。
できないからといってレベルを下げるようなことをしてはきっとショックを受けますよね。
だから違うタイプの曲想のものを与えて、気分転換のように楽しんでもらう。
一つの曲に取り組むだけで大変!ではなくて、
大変ならば、一週間の練習で仕上がるような曲を挟んで力をつけて
音楽を楽しむことを忘れないレッスンにしましょう!というのが先生の提案なのです。
先生のオススメ教本をご紹介!
こちらについては下記の続きをご覧くださいませー。
先生の著書では載っていない曲集もご紹介いただきましたのでぜひ!
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