ヤマハリニューアルピアノ『X支柱』とは

今でも高い人気を誇る『X支柱』についてご紹介していきます。

X支柱のヤマハアップライトピアノは1975年から1997年まで製造され、現行モデルとしては発売されておりません。

特徴として背面の支柱がX状になっています。

（画像の左側がX支柱のピアノで、右側は4本支柱のスタンダードモデルのピアノ）

※今現在、製造販売されているYAMAHAアップライトピアノは5本支柱となっており、強度を高めています。

ピアノの弦は1本に対して約80kgの張力が掛かっており、全部の弦では約20tもの張力が掛かっています。

その張力をすべてフレームで支えることは極めて難しいのです。

そこで生まれたのがX支柱です。

ピアノの弦は縦のみに張っているわけではなく、低音は斜めにも張っているので、縦、横、斜め、あらゆる方向の張力に耐えるよう考えられています。

張力から生じる『ねじれ』に対する強度を高め、響板の安定感が増し、音も格段に向上しました。

今なお人気の理由も弾いて頂ければ分かって頂けると思います。

楽器センター金沢では、ただいまUX-3、UX10Aの2台のX支柱を展示しています。

是非試弾して頂き、店頭でその音色をお弾き比べください。