中古のクラリネット整備しました!
買取りしたヤマハのクラリネットを整備しました!
修理の流れ
・キイを全部外す
付いているキイを全部外します。
手汗で錆ができていたり、古いオイルなどが付いていると動作不良の原因になるので、ネジやネジが入っているキイの中までキレイにします!✨
・ジョイントコルクの状態を確認
長く使われたコルクは、はがれてきたり、縮んだりして組み立てたときにスカスカで組み立てられなくなるので、コルクが古い場合は交換します!
・タンポを全部外す
元々は、スキンタンポが付いていたものを今回はすべて皮タンポに交換しました!
皮タンポは、フェルトの上に皮を巻いたパッドです。
非常に耐久性があり、密閉性にも優れています!
音の反応が良く、柔らかい音色になります♪
・キイを磨く
酸化や手汗によってメッキが黒ずんでしまっていたので、専用のクリームで磨くと元のツヤを取り戻します!
・管体をキレイにする
キイが付いていた部分に埃やゴミが溜まっていたりするのでキレイに取り除きます。
音孔の中にも埃や汚れが付いていたりするので、きれいに掃除をします!
・新しいタンポを付ける
専用の接着剤でくっつけます!
・タンポを合わせる
カップ(金属の部分)を熱することで専用の接着剤が解けるので、タンポを傾けたりして管体の音孔とタンポとの隙間をなくします!
・バランスを調整する
キイの同時に塞がる部分をしっかり同着するようにコルクを削ったり、キイを曲げたりして調整します。
音孔からタンポまでの開きの広さもキイの場所のよって違うので一つ一つ確認します。
古い楽器やよく使われた楽器は、キイのネジに当たる部分が摩擦で削れており、ネジを締めてもガタガタ動いてしまっていることがあるのでそれも直します!
リングになっているキイの高さも調整します。
クラリネットは、下管の4枚の羽の部分の調整がとても難しいです…
・拭き上げ・試奏
最後に、指紋や磨き残しがないかを確認します。
さらに、実際に吹いてみてちゃんと音が鳴るか、吹きにくくはないかを確認します!
クラリネットについて
今回修理したのは、ヤマハのクラリネットYCL-651です!
非常に品質の良いグラナディラ材(木材)を使用した日本製のプロフェッショナルモデルです。
現在のプロモデルクラスであるYCL650に当たるモデルです。
レギュラーモデルより吹き込め重厚な音色が魅力で根強い人気があります。
初心者の方や吹奏楽で使われる方にオススメのモデルです!
Brasstek金沢では、買取り・下取りも行っています!
お気軽にご相談ください😊
ブラステック金沢