小さな凹みが原因で…

こんにちは、脇坂（わきざか）です。

今回の修理はこちらです！！

トランペットの3番抜差管（3番トリガー）です。

小さな凹みがあるのが分かりますか？

「そんな小さい凹み、わざわざ直さなきゃだめ？」って思うかもしれませんが、

この小さな凹みが悪さをしているんです！！

3番抜差管（3番トリガー）はべルを下にして3番ピストンを押すと3番抜差管が「ストン！」と落ちるくらいスムーズに動かなければいけない場所で、『引っ張っても動かない』『金属がこすれるようにガリガリ動く』のは論外です。

（※3番抜差管（3番トリガー）を動かすときは、ストッパーがかかっているかを必ず確認しましょう。そうしないとトリガーが抜け落ちて管が凹んでしまう恐れがあるので要注意です。）

今回はこの小さな凹みが内側の抜差管に引っかかり動きが悪くなっています。

（凹み以外にも汚れや金属の腐食、落としてしまって金属が歪んでしまってなど動きが悪くなる原因はいろいろあります。）

凹んで内側に食い込んでしまった金属を直していきます。

抜差管と同じ径の芯金を入れてローラーやハンマーを使います。

こんな感じにキレイになりました！

引っ掛かりが無くなりスルスル動くようになりました！

私の楽器ももしかして…と思った方！お気軽にご相談ください！