第17回 あすなろ宮廷音楽会 フォトレポート

こんにちは、

ピアノクラウド富山の吉田です。

今日は、

1月8日に開催された

第17回 あすなろ王国物語 宮廷音楽会

⇩ 2023年9月28日のオーディションで選ばれた10組、11名の若い音楽家たち。

そして、ピアニストの高橋多佳子さんをはじめとした、豪華な出演者。

私、舞台袖でお手伝いをしていましたので

当日の様子の一部ですが

画像で紹介したいと思います。

⇧あさイチの調律。この日は弊社嘱託の齊藤達朗さん。

⇧これはゲネプロの時の舞台袖。出番待ちの緊張が伝わってきます。

⇧ゲネプロが終わって集合写真の撮影。

⇧本番前の休憩時間。調律や照明の直し。

⇧これは本番での演奏。この日はずっと舞台袖だったので、正面からの画像はありません。

⇧歌（ソプラノ）は弊社音楽教室講師、納村真紀子先生。

ナレーション、マダムムーンとしても大活躍。

⇧佳境

⇧エンディング

このあと、弊社嘱託の高畑進さんが

このあすなろ王国物語コンサートシリーズを20年間サポートされたということで

あすなろの森コンサート実行委員会代表の佐野正之先生から感謝状の贈呈。

続いて、佐野先生から締めのご挨拶があったので、ちょっと紹介しますね。

第17回あすなろの森コンサート、いかがだったでしょうか。

永遠の命を持つ不死鳥。

今から3年前、私は頭に小さなできものができ、それが極めて悪性の癌ということがわかりました。

5年間生き続ける人はわずか1割。

辛い治療が終わって、医院に戻ってくると沢山の子どもたち。

「先生！」と言って抱きついてくる女の子。

手を差し出すと力いっぱいタッチしてくれる男の子。

そして「こんにちは」というと何度もおじぎしてくれる2歳の男の子。

そして、「先生、大丈夫？」と声をかけてくれるたくさんの子どもたち。

私は、これが自分の人生と諦めていましたが、

彼らの元気な声、笑顔、キラキラと輝く瞳、

それを見た時、私はもっともっと生きていかなければいけないんだ、と思いました。

治療の副作用でつま先や指がしびれ、

もう、医院で治療することはできない体になってしまいました。

そんな私に、去年の夏、インドネシアから

先生の「生涯虫歯にならない、そんな子どもたちをつくるシステム」

それを講演してほしい、という依頼がありました。

その後も、タイ、ベトナム、台湾、韓国、と次々とオファーが来ました。

ちょうど、1か月前、インドネシアで講演してきました。

講演の会場には意欲溢れる若い先生たち。

この先生たちが子どもたちに治療をしてくれれば、

20年、30年後、

きっと虫歯のない、そして豊かな心を持った子どもたちが育っていき、

東南アジアの若者が世界をリードしていく時代が来ると思いました。

つい最近、永遠の命とは、子どもたちの心のどこか片隅に生き続けることだ、

ということに気づきました。

20年前、このステージを作ると同時に大きな夢を抱きました。

一生涯虫歯にならない、そして豊かな心を持った子どもたちを社会に送り出す。

みんなから馬鹿にされました。そんなことはあり得ない。

でも、子どもたちも、お父さん、お母さんも健康を望んでいる。

今、生涯虫歯にならないだろうという子どもたちがたくさん増えてきています。

生涯虫歯にならない歯、そして豊かな心を持った子どもたちを社会に送り出す、

自分のこの人生と、今日の「宿命の不死鳥」を重ね合わせ涙が出てきました。

今日の素晴しいステージを作ってくれたみなさん、

そして、今日、客席にお集まりの皆さんに

心から感謝いたします。

この限られた命、でも、永遠の命をもらった不死鳥と同じ思いで

子供たちと一生懸命に生き続けていきたいと思っています。

⇧終了後。大人の出演者と代表の佐野正之先生で記念撮影。

あすなろ王国物語実行委員会のみなさん

出演者のみなさん

お疲れ様でした。

ありがとうございました。

Written by

Shogo Yoshida

ピアノクラウド富山