【Brasstek富山 管楽器リペアブログ】ムラマツフルートのタンポ交換 Vol.2
こんにちは。川上です!
ムラマツのタンポ交換について前回に続きご紹介します!
▼前回のブログ
タンポ交換していきます!
先日お預かりしたムラマツEXです。
写真の真ん中に映っている破れたタンポを交換します。↓↓
まずは楽器をバラバラに。タンポも外しちゃいます。↓↓
一番右(外したタンポの右側)にあるのが新しいタンポ!つるんとハリがあり、きれいな黄色ですね。
タンポを外すとレンコンみたいなカップの内側が見えます。
これは「ロータス・プレート」と言ってムラマツ独自の形状!カップの平面を出すことでタンポが狂いにくくなります。
左の2枚(緑色と茶色の紙)は調整紙といいます。後で出てきますよ!
「ムラマツタンポ」は他社の多くで使われるタンポとは構造が違うのはご存知でしたか??↓↓
左がムラマツのMAパッド、右が一般的なフェルトタンポ。
厚みや素材が全く違います!
素材は詳しくは書けませんが、「ムラマツのタッチ感」や「低音の豊かな響き」を生み出しています♪
フェルトは湿気や経年変化の影響を受けやすく、気分屋さんなのに対し、
MAパッドはタンポ自体の変化が少なく、定期調整は必要ですが軽度の調整で済むケースが多いなあと感じます。
ただ改善されてきているとはいえ、比べてしまうと破れる頻度は高めかな。※あくまで個人的な感想です。
フェルトにはフェルトの良さがありますが、MAパッドはMAパッドの良さがあるので、
ムラマツフルートに触れたことのない方はぜひ「タッチ感と音色」を意識して触ってみてください♪
タンポを入れ替えて組み立てます!↓↓
組み立てたら、隙間が無いか確認。
光を入れて目視で確認したり、隙間に上を入れて引いてみたり。
いろんな角度でチェックしていきます。
隙間があると息が漏れてしまい、鳴りにくくなります。
隙間がある時は「調整紙」を使って、紙の厚みでぴったり閉まるように調整。
試奏チェック↓↓
わずかな響きの違いや雑音が無いかも確認します。
※試奏検品に抵抗のある方はお気軽にご相談くださいね!
最後に拭き上げ。
感染症対策もしっかりと行っています。
楽器をいい状態にしておくことで、楽器の本来の響きを楽しめますし、単純に吹きやすいです!
最近調子悪いな…と自分のせいにしてしまっている方も多いので、
分からなくても、半年に1度は点検をおすすめいたします。
点検は無料なのでお気軽にご相談下さいませ♪
飛びこみOKですが、ご予約を頂けるとスムーズにご案内できます。
TEL:076-433-0165
Mail:【お問い合わせフォーム】
※修理希望の旨とご希望の日時をお知らせください。
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