【工房探訪記】230606 Sakata Guitars
小林です。
久しぶりの工房探訪は山梨県。 ”Sakata Guitars” 坂田久 氏の工房へ
坂田氏とはイベントなどでお会いしていましたが、、、
前回の工房訪問が2019年5月ですので4年ぶりになります。 → 20190526 Made in 山梨 “Sakata Guitars”



富山県から高速で約5時間半… 無事山梨県に到着!
前回来訪した時が20代でしたので、30代になってから気をつけた方がいいことなど(笑)
世間話をしながらクールダウン。
今回山梨県に来た目的はRed Guitarsのカスタムオーダーの打ち合わせと材の選定。それともう一つ。
いざ工房へ


Topic
Sakata Guitars 工房





TOKYOハンドクラフトギターフェス2023も終わったばっかりですが、製作途中のギターやウクレレがずらり。
マーチン・スタイルの日本製ルシアーメイドでは確固たる地位を持つ坂田氏。歌心を大切にするプレイヤーに人気です。特にトラディショナルなスタイルがお好きな方にご紹介したいルシアーです。


製作スケジュールもみっちり埋まってるそうですが。。。
ハカランダ材がなくなる前にRed Guitarsの製作用として選定していきたいと思います!
今回のオーダーでは坂田氏が得意とするスモールサイズ。00で製作をお願いしたい!と思っていたのですが、なぜかハカランダのストックを見るとドレットノートのに生まれ変わった姿が見たくなってきます。。
◥ まずは厳選されたハカランダのストックからさらに選定していきます ◣






Sakata Guitars と言えば ブラジリアンローズウッド 。膨大なストックから丁寧に1枚ずつ確認し選定していきます。ハカランダと言っても個体によって様々な表情があります。
どんどん見ていきましょう。こんなにあると迷ってしまいます(汗)







そんな時は完成したギターを使用して頂くプレイヤーの方を想像して会話していきます。
坂田氏のアイデアや経験談を聞きながら姉妹店Blue Guitarsのマネージャー山田と共に完成をイメージをしていきます。最後まで1つに絞れなかったので今回はRed Guitars分で00(ダブルオー)製作用とドレットノート製作用のハカランダ材を2枚セレクトしました笑
◥ 続いてトップ材の選定へ ◣




フィンガーでの音の粒立ちや力強いストーロークでもしっかりと受け止めてくれるように王道のコンビネーションではありますがアディロンダック・スプルースをストックから選定していきます。
近年は良質なアディロンが手に入りづらくなってきているようで、残念ながらプレミアムな材は今後は減っていくことが想像できます。。。
そんな希少な材を坂田氏のアドバイスを頂きながら厳選されたストックの中から選ばせていただきました!
◥ 隠しストックのコア材を発見! ◣



坂田氏にオールコアのスモールボディーを製作して頂きたいとお伝えしたら、ちょうどオールコアのギター用にとってある材があるとのことで、見せていただきました。
トップ、サイド、バックすべて同じ木から取れた希少なオールコアセット。トラディショナルな雰囲気に合うように派手すぎない程よい杢のコア材を選ばせていただきました。
今回選定した木材はこちら


今回は3モデル分の木材をセレクトさせていただきました。
細部まで坂田氏とスペックを決められるのも工房でのオーダーの楽しみ。一切の妥協はありません。
今後進捗もご報告できたらと思います!
※入荷前スペックページ準備中今しばらくお待ちください。
ドレットノートユーザーも本気で弾けるスモールボディーを目指した1本

Sakata Guitarsを最大限に体感できるシンプルながら極上コンビネーション

秘蔵のストック! 厳選してマッチングされたプレミアムなコアセット

お昼はハーパーズミルへ





もう一つの目的はカレーです!
久しぶりの坂田氏のカレー🍛 美味しくいただきました!
最後に坂田氏とお弟子さんの今村颯亜 氏 と記念撮影。
TOKYOハンドクラフトギターフェス2023でお披露目となった坂田氏と今村氏が二人三脚で製作されるルシアーメイドのウクレレも注目です。
→ ウクレレ専門店「Ukulele Colors」THGF2023の記事

Sakata Guitarsとは

SAKATA GITARSは山梨県甲府市に工房を構え坂田久氏が1本1本製作するルシアーメイドブランド。
2001年に最初に手掛けたギターを完成させたのち、2005年に”TOKYOハンドクラフト・ギター・フェス”に初出品を果たす。
マーチンスタイルやギブソンスタイルのレプリカを基本としつつ、JモデルやSJ及び国内では珍しい13フレットジョイント仕様なども製作。国内でも多くのプロミュージシャンが使用しています。
特に歌心を大切にしたアーティストに多く愛用されております。
【使用ミュージシャン:友部正人、宮田和弥、寺岡呼人、河口修二、PETA、いとうたかお、有山じゅんじ、他多数。<順不同、敬称略>】
坂田 久 HISASHI SAKATA

山梨県甲府市にて工房を構えつつ、カレー&喫茶専門店「ハーパーズミル」を経営。
インディーズ・レーベルも立ち上げ、自らも自主制作でのアルバムをリリースした経歴を持っています。10~20代の頃はシンガーソングライターを目指し音楽活動をしていた。
ギター職人の道を本格的にスタートさせたのは、40歳を過ぎた2001年。
国内はもとより海外でのギターショップも取扱をはじめ、人気製作家として近年広く知られております。
ハーパーズミルでフォークソングライブを定期的に開催しており、様々なミュージシャンがライブイベントを開催しています。音楽が生活のすぐ傍にあるライフスタイル、そしてミュージシャンであり個人製作家。
これまでのSakata Guitarsの作品



Red Guitars