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楽器のまちへ! 浜松市&掛川市に行ってきました!

2025/12/04 07:00:50

こんにちは!
ピアノクラウド金沢の中村です。

先日、「楽器のまち」静岡県へ出張に行ってきましたのでその様子を少しご紹介させていただきます。

ヤマハ掛川工場 ハーモニープラザ

ヤマハ掛川工場では、グランドピアノの工場見学ができます!
ヤマハのピアノ作りへのこだわりや思いに触れることができ、ワクワクが止まらない特別な体験ができました!
また、工場の玄関口にあるハーモニープラザでは、貴重な楽器や展示を見学することもでき、ピアノの歴史や魅力をより身近に感じられ、ピアノ好きにはたまらないスポットだと感じました♪

ハーモニープラザ

掛川工場の“玄関口”になっている「ハーモニープラザ」。ショールームには、思わず見入ってしまうほど貴重な楽器がたくさん並んでいました。


スタッフ中村が感じた、オシャレな2台をご紹介!

チェレスタCEL-53

まず、初めて見る楽器でした。見た目は小さなオルガンのような・・・。
チェレスタは、パイプオルガンの仕組みを取り入れた鍵盤楽器でピアノとは異なり弦ではなく金属の音板をハンマーで直接叩いて音を出すそうです。
実際に鳴らしてみると、まるで鉄琴のような澄んだ音色で、チャイコフスキーの《こんぺい糖の踊り》にぴったりだなぁ…と感じました♪

小室哲哉スペシャル EXPO PIANO

世界にたった2台しかない特別なピアノだそうです!
デザインは “過去と未来を旅できるマシーン” をイメージしつつ、同時に “人を静かに見守る大きな樹” のような包容力も表現されているとのこと。
TMNが1991〜1992年に行った全国ツアーでも大活躍した一台で、ステージの中心にある姿が目に浮かびます。

実際に目の前で見ると、楽器というより洗練されたインテリアのような存在感で、オシャレさがひときわ際立っていました✨

選定室

ヤマハの「選定」とは、同じ機種(たとえば同モデルのグランドピアノ)でも1台1台に個性があり、お客さまご自身の「音の好み」や「弾き心地」に合う1台を選べるサービスです。

専用の選定室に、今回特別に入らせていただきました。
静かで落ち着いた空間に、3台のピアノ(今回はC3X)が並んでいます。
お部屋は響きすぎない造りになっていて、それぞれのピアノの音やタッチの違いがとても分かりやすく感じられました。
「自分だけのピアノと出会いたい」という方には、ヤマハの【選定】がおすすめです♪

当店でグランドピアノをご購入いただいたお客様の選定に立ち会ったスタッフのブログ記事があります!
選定の流れや実際の様子など、詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください♪

掛川ピアノ工場

工場見学は、グランドピアノとアップライトピアノを横に”スパッ”と切ったような【カットモデル】を使用しての説明から始まりました!(現時点ではハーモニープラザの中です!)

ピアノの内部を上から、少し斜めから見ることは出来ても、断面を見ることはなかなか無いと思います!
ピアノには8,000点もの部品が使われており、そのうち6,000点がアクション部分に使われているそうです。カットモデルを見ながらの説明、勉強になります✨

いよいよ工場見学です!工場内は撮影が禁止の為、文章だけでのお伝えとなります。

1つ目注目ポイント💡
ピアノは気温や湿度の管理がとても重要なため、工場の入り口も二重扉になっており(片方が開いているともう片方は開かない仕組み)、改めてピアノがいかに繊細な楽器なのかを実感しました。

2つ目注目ポイント💡
先程、ピアノには8,000点の部品が使われているとお伝えしましたが、これらの部品を一つひとつ人の手と機械で組み上げて1台のピアノが完成していく工程を近くで見ることができ、あの美しい音色の裏側には、これほど多くの職人さんの技術が詰まっていると思うととても感動しました!

3つ目注目ポイント💡
ピアノ1台が完成するまでに、【調律は全4回】・鍵盤の高さや傾きを整える【整調は全3回】にわたって行われているそうです!


私自身、普段 “当たり前”に向き合っているピアノですが、1台が完成するまでに、こんなにも多くの人の技と時間が注がれているのだと、今回の工場見学で改めて実感しました。
ものづくりの裏側を知るだけで、ピアノへの愛着がぐっと深まりました♪

ぜひ皆さまにも一度、この感動を工場見学で味わっていただきたいなと思います。♪

ヤマハイノベーションロード

ヤマハ イノベーションロードは、ヤマハの歴史と技術が一望できる体験型の展示スペースです。


歴代の楽器や貴重なモデル、最新のテクノロジーなどがずらりと並び、見ているだけで時間があっという間に過ぎてしまいました。

楽器好きの方はもちろん、音楽に詳しくない方でも楽しめるスポットです♪

ヤマハ豊岡工場

豊岡工場では、木管、金管楽器などの管楽器を製造している工場です。

こちらの豊岡工場も工場内撮影等禁止なので写真はございませんが、私の感想をお伝えいたします!
管楽器にはあまり詳しくなく、どの工程を見てもすごいなーと単純な言葉にしかできませんが、ベルの作り方が機種によって異なり、1枚の金属板から成形するものもあれば、ベルの先端部分と胴体を溶接でつなげるものもあるそうで、初めて知ることが多かったです。また塗装など機械で行う工程もあれば、細かい溶接や部品の取り付けは職人さんの手作業で行われており、管楽器もピアノと同じく、時間をかけて丁寧に作られていることがよく分かりました!

ローランド浜松研究所 

ローランドの歴史ある楽器が数多く展示されている、一般公開されていない「ローランド浜松研究所」を特別に見学させていただきました。
※普段はホームページでのバーチャル見学のみ行われています。

エントランスには、デザイン性の高いスタイリッシュなピアノが置かれ、背景には浜名湖の絶景が広がっており、
目に映る景色に圧倒でした。

館内では、当時実際に使われていたレコーディングスタジオを見ることができ、アーティストのレコーディング風景でよく目にする空間がそのまま目の前に。
「こんなに大きいミキサー、実物で見るのは初めて!」と、思わずワクワクしてしまいました。

皆さん、上の写真に写っている“縦横びっしり並んだ不思議な空間”、何だと思いますか??

↡ ↡ ↡ ↡ ↡ ↡ ↡ 

正解は… 「無響室」 です。
無響室とは、無響室というのは、音が響かないように壁一面が吸音材でできた静かな部屋のことです。

私もその「無響室」に初めて入らせていただいたのですが、360度すべてが吸音材で、まるでトリックアートの中に迷い込んだような不思議な空間でした。
足元にはネットが張られていて、弾まないトランポリンの上に立っているような感覚。
どれだけ音が吸収されるのか試しに手を叩いてみると…全く響かない。
音の“返り”がゼロという環境に、普段聞き慣れない感覚からか、思わず少し怖さを感じました。

こうしたスタジオや無響室で、音響や音質の研究が行われ楽器づくりに繋がっているのだと思うとメーカーの技術のすごさを改めて感じました。

今回ピアノや楽器の工場、研究所など普段見られないところを見学して、多くの事を学ぶことが出来ました。
1台の楽器が完成するまでにこれほど多くの人の手と技術、時間がかけられ、丁寧に作られたものがお客様の元へ届いているのだと改めて実感しました。

今すでに楽器をお持ちの方、これから購入を考えている方、そしてまだ触れたことがない方も
ぜひ一度、静岡県の“楽器のまち”浜松市・掛川市へ足を運んでみてください。
きっと、楽器や音楽に対する新しい発見や想いに出会えるはずです♪

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Written by
Hitomi Nakamura
お問い合わせ
076-221-1544
(「ピアノクラウド金沢」 鍵盤楽器・楽譜フロア 月~土11:00~19:00 日祝10:00~18:00 水曜定休)

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当店は石川県公安委員会より正式に古物販売の許可を得ていますので、お客様の大切な楽器をお預かりしたうえで、安全に販売することが可能です。
古物商許可番号 石川県公安委員会 第511010008228号

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