リニューアルピアノの魅力解説!安心な選び方とスタッフおすすめピアノ紹介
こんにちは、ピアノクラウド金沢スタッフの吉田です。
音楽は心の言葉であり、ピアノはその言葉を奏でる鍵を握る魔法の楽器といえます。
誰のために選び、音楽の楽しさを更に深めるために方法の1つである、リニューアルピアノの世界を探索してみませんか?
新品ピアノとは違う、手頃な価格で手に入るリニューアルピアノだからこその理想的な選択肢をご紹介します。
この記事では、リニューアルピアノを購入する際のポイントや注意点をご紹介。
未知の旅への第一歩を踏み出し、音楽の魅力に包まれたリニューアルピアノを手に入れて、新しい音楽の冒険に挑戦してみましょう!
目次
2)リニューアルピアノの種類
1.【スタンダードモデル】
2.【上位機種モデル】
3.【消音機能付きモデル】
4.【木目調モデル】
3)安心して購入するためのチェックポイントは?
1. 製造番号の刻印はあるか?
2. 響板の状態は良いか?
3. 目立つ傷やサビなどはないか?
4. 鍵盤のガタつきはないか?
5.ペダルの違和感やサビはないか?
6.その他
4)スタッフに聞くべきチェックポイントはある?
1. パンチングクロス
2.ブッシングクロス
3.バットスプリングコード
4.ハンマーファイリング
どのくらい使えるの?
ピアノは保管状況や使用状況によっても変わってくるので、いつまで使用できるかは一概に言えません。
ただし、部品の交換や定期的なメンテナンスを行えば、孫の孫の代までといった長い期間、使用することも可能です。
長く一緒に過ごすためにも、状態の良いリニューアルピアノを選ぶことがおすすめです。
リニューアルピアノの種類
当店で展示しているリニューアルピアノ(中古ピアノ)は大きく分けて4種類に分かれます。
※リニューアルピアノの販売価格や買取価格の多くは年式やモデルの種類によって変わってきます。
【スタンダードモデル】
お値段もお手頃で本物のピアノタッチで練習できます。
スタンダードタイプにもピアノの背の高さが121cmと131cmの2種類があり音色も違います。
代表的な品番
・Uシリーズ(商品名の最初にUが付く)
例:U3H・U10BL・U100など
・YUシリーズ(商品名の最初にYUが付く)
例:YU1・YU10・YU11(現行モデル)など
【上位機種モデル】
スタンダードタイプに比べて音を響かせるための工夫やグランドピアノに負けないサウンドの個性を高めたモデル。
当店でも背面の支柱がX状に搭載された上位モデルが人気です。
こちらもピアノの背の高さが121cmと131cmの2種類があり音色も違います。
代表的な品番
・Xシリーズ(商品名にXが付く)
例:UX3・YUX・UX300など
・YUSシリーズ(現行モデル)
例:YUS1・YUS3・YUS5など
【消音機能付きモデル】
電子ピアノのように、弦の音は鳴らさずに鍵盤の動きをセンサーが読み取り、ヘッドフォンで練習できるモデルです。
後から上記のモデルにサイレント機能を取付けられます。
※一部取付不可の機種もございます。
代表的な品番
・最初から消音機能が付いていたモデル
例:YM5S・YU10SB・YU11SDなど
・店頭にて消音機能を取り付けたモデル
【木目調モデル】
よく見る黒い外装ではなく、木目の見た目を生かしたモデル。
美しい木目でおしゃれなインテリアとして部屋にマッチするので中古市場でも需要が高いピアノです。
スタンダードモデルだけでなく、上位機種モデルも存在します。
代表的な品番
・Wシリーズ(商品名にXが付くモデルもあり)
例:W102・W104・WX102Rなど
・YFシリーズ(現行モデル)
例:YF101など
安心して購入するためのチェックポイントは?
今回は自分で出来るリニューアルピアノのチェックポイントをいくつかご紹介します。
後から気付いて後悔しないようしっかり確認していきましょう。
※店頭展示ピアノ「YU11SD」をモデルにご紹介!
① 製造番号の刻印はあるか?
鍵盤側の手前の屋根を開けて中をご覧ください。
高音部側のフレーム(金属部分)右側に、品番と製造番号がちゃんと記載されているか確認してみましょう。
② 響板の状態は良いか?
響板は木で出来ているため湿気を吸って膨らんだり、乾燥して縮んだりします。
それを繰り返すと、板に不具合が生じ易くなります。
不具合の状態によっては音振動が十分に発揮されず、せっかくの響きが減ってしまうこともあります。
ピアノの裏側を確認できる設置場所でしたら、ぜひ一度確認してみましょう。
③ 目立つ傷やサビなどはないか?
サビが発生する原因は湿気です。
そのサビが原因で音質が悪くなります。
音に艶がなくなりピアノらしい音色が失われてしまいます。
またそれだけでなく、鍵盤の動きが鈍くなったり、タッチが重くなるなどの違和感があります。
そして、サビが発生している弦は切れやすいです。
④ 鍵盤のガタつきはないか?
鍵盤の高さが上がっていたり、下がっていないか確認してみましょう。
ピアノは鍵盤の約1cmの高さで色々な感情を表現をする楽器です。
とても大事なところですので触ったり、横から見たりして高さが均一か確認してみましょう。
⑤ ペダルの違和感やサビはないか?
ペダルのサビや奥のフェルト部分が汚れていないか確認しましょう。
またペダルも踏み込みや戻りに違和感がないか踏んで確認してみましょう。
その他
下の写真は鍵盤手前の木口と呼ばれる部分です。特に音には影響ありませんが、古いピアノは黄ばんでしまっています。
張り替えて白くなっているか確認してみましょう。
古いままだと鍵盤木口と口棒が接触し、タッチ感に悪い影響を与えてしまいます。
折角なら白くてきれいな方がいいですよね。
お店で聞くべきチェックポイントは?
上記で説明したポイント以外にも、調律師がピアノを分解しないと確認出来ないところもあります。
安く購入できても見えないところが整備されていなんてこともあるかもしれません。
安心してピアノを演奏するためにも、ピアノ整備・調整の技術力があり、アフターフォローもしっかり行える安心したお店での購入をおススメします!
今から教えるポイントはぜひともお店でスタッフに聞いてみてください。
※アップライトピアノアクション模型でご説明!
① パンチングクロス
この緑色のパンチングクロスは、鍵盤下にあり、鍵盤の高さ調整に不可欠なものです。
このパンチングクロスの下にはごく薄い紙を敷き、高さの微調整をおこないます。
虫食いなどの支障があった場合にはタッチ感に違和感が出てきます。
※現在は赤色のパンチングクロスが使用されています。
② ブッシングクロス
鍵盤裏側に付いているこの赤いクロスは長い間使用して何度も鍵盤が上下することで磨り減ってしまうことがあります。
また、以前置かれていた環境によっては虫食い状態になっていることがあります。
そうなってしまうとこのクロスが作用せず、連打がしにくくなったり、音が出なくなってしまうことがあります。
③ バットスプリングコード
白いヒモがバットスプリングコードです。アップライトピアノにのみ付いている部品で、弦を鳴らし動いたハンマーを元の位置に戻す補助をしています。
アップライトピアノはハンマーがしっかり戻らないと次の打鍵が出来ません。
コードが切れているとハンマーが戻り辛くなり次の打鍵時に音が出ない、といった状態になることもあります。
また色が茶色になっている場合は切れやすい状態ですので要注意。
④ ハンマーファイリング
弦を鳴らすハンマーの先が使用頻度が高いと溝が深くなっていきます。
あまりに深くなると、ハンマーのブレや雑音の原因となります。
酷い場合にはフェルトの表面が潰れてしまい、音色が硬い音になってしまいます。
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