補助ペダル・補助台がお子様の練習には欠かせない理由とは?
楽器センター金沢の本多です。
2月も半ばに入りましたが、寒いですね!毎日起きるのが大変で困るこの頃…。
さて、話は変わり本日は補助ペダル・補助台についてお話していきたいと思います。
補助ペダル・補助台というのは小さなお子様には本当に大事な小物なのでしっかりお話させていただきます。
まずは補助ペダルとは?補助台とは?というところから説明していきます。
補助ペダル
↑(補助ペダル「M-60」)※画像をクリックしていただくと拡大できます。
補助ペダルとは子供が大人と同じサイズのピアノを演奏するうえで、足元を安定させ、さらに小さなお子様でもペダルを使った演奏ができるよう補助するための道具です。
まず2枚目の写真をみていただくとハンドルがついていることがお分かりいただけるか思います。このハンドルを回すことにより、台の高さが少しづつ上昇していきます。お子様の足の届き具合によって調整します(何故大事なのかは後ほど補助台のところでご紹介します)
またダンパーペダル、シフトペダル(グランドピアノの場合)2本のペダルを使うことができます。ペダルの部分でもう少し説明させていただくと、ダンパーペダル(右側のペダル)は、弾いた音を長く持続させます。3本あるペダルで最も多く使われるのがこのダンパーペダルです。シフトペダル(左側のペダル)はグランドピアノだけのペダルですが、音量、音色を変化させる際に用いられます。このシフトペダルを踏むと通常3本の弦を1つのハンマーで打鍵するのですが、このペダルを踏むと、ハンマーがほんの僅かに左側にシフト(移動)して、打鍵する弦が2本になります。いつも使っていないハンマーの柔らかい端の部分で打弦することになり、音色を大きく変化させることができるのです。
学び、吸収の早いお子様がペダリングの練習ができるということはとても大きな意味をもちます!
補助台
↑(補助台「UP-1」)※画像をクリックしていただくと拡大できます。
こちもハンドルを回すことにより、mm単位もしくは数段階で高さを上げることができます。
では、なぜ補助ペダル、補助台のようなものが必要になってくるのでしょうか?
準備はイスの高さ調節から始めます。
↑これは×です。
手の位置が鍵盤より下がってしまい、指先に力を乗せることができません。
理想は手首の高さと肘の高さを同じ位置にできる高さです。
また高くしすぎても弾きづらさを感じてしまうこともあるので、自身が弾きやすい高さを見つけることが大事です。
ではイスの高さを調整してみましょう。
↑これも×です。イスの高さを調整してみましたが、次は足が宙に浮いてしまいました。
これでは上体が不安定でお子様にとっても危なく、指先に力を乗せることができません。
またよく言われるのが集中力が途切れやすくなってしまい「集中力」が身につきません。
学校のイスで足をぶらぶらと足を浮かして遊んだ経験はないでしょうか?
練習に集中できない一つの要因になってしまいます。
↑のイラストのように補助ペダルもしくは、補助台を使って、効率の良い練習をさせてあげることがおススメです。
楽器センター金沢では実際の補助ペダル・補助台を使って、使用方法などご紹介させていただいております(^^)/
ご検討中の方はお気軽にスタッフまでお問い合わせください。
イスを一番高くしても手の位置が低くなってしまうとお困りの方は…
ピアノイス高さ調整用「おんがくっしょん」
使用例
(詳細は↑の画像をクリックしていただくとご覧いただけます)