【レポート】9/4(月)奈良井巳城先生セミナー
こんばんは、楽器センター金沢の織田です。
昨日は奈良井巳城先生の公開講座「ロシアピアニズムから学ぶ表現力 ブルグミュラー25の練習曲をもっと多彩に」を開催いたしました。
まだ暑さの残る一日でしたが、多くの先生にお越しいだたき誠にありがとうございました!!
今日はその模様をお届けいたします!
ロシア・ピアニズムを語る上で
まず、奏法などの話に入る前に、
クレメンティ⇒フィールド⇒ゲルケ⇒ズヴェーレフ・・・といった具合に
鍵盤楽器がロシアに入ってきてからどのように作曲・演奏が発展していって、
ロシア独特の音楽性の深さが出来てきたのか・・・というお話がありました。
クレメンティからはじまって枝分かれがあって、大きく分けて4代流派にわけられるそうですが、
その系譜の先に奈良井先生もいらっしゃるのだと思うと、伝統が受け継がれるってすばらしいことだなと実感します。
ロシアン奏法に結びつく、パンのお話
ピアノを演奏するためにどんなタッチで弾くのか、エピソードをお話くださったのですが、
パンのおもちゃを使うといろんな演奏に役立つとおすすめくださいました。
丸いドーナツ型なら手に持ってドアのノブをまわすような動きをすると分散和音に役立ったり・・・
いろんなアイディアを披露してくださいました。
ブルグミュラー25の練習曲を情感豊かに弾くということ
ブルグミュラーといわれると、ピアノの練習曲のひとつというイメージが強いですが、
やはり発表会映えする素敵な曲が多いだけあって、プロのピアニストが弾くと、
こんなにも奥深さがあったのかと再認識させられました。
生徒さんにどんなアプローチをしてもらうべきか、いろんなヒントをくださった講座でした。