【セミナーテキスト】ブルグミュラー25の練習曲【今月のおすすめ】
2017/08/12 07:41:36
こんにちは、楽器センター金沢の織田です。
先日おしらせした奈良井巳城先生のセミナーですが、ご予約はすまされましたでしょうか?
ブルグミュラー25の練習曲を通して、ロシアンピアニズムの観点から奏法を深めるセミナーです。
詳細・ご予約については下記の記事をごらんくださいませ!
【要予約】9/4(月)奈良井巳城先生セミナー「ロシアピアニズムから学ぶ表現力 ブルグミュラー25の練習曲をもっと多彩に」
開催まで一ヶ月をきりましたので、参考テキストのコーナーを設置いたしました。
レジの横にどどーん!と設置。
このブルグミュラー、使用テキストである前にとても面白い楽譜なのでくわしくご紹介いたします!!
東音企画の「ブルグミュラー25の練習曲」のここがすごい!
ブルグミュラーといえば、全音ピアノライブラリーですが、
最近じわじわと売れてきているのがこの楽譜。
バスティン日本語版を出版していることでお馴染みの東音企画さんのブルグミュラーです。
先生方の声をとりいれた楽譜なのもポイント!
著名な指導者の先生方によるブルグミュラーの活用ガイドも発売されています。
東音版の6つの特徴
(1)コードネーム、和音記号付き
コードネームや和音記号がわかると、その曲の構成についての理解を深めることができる・・・ということで全曲にすべて載っています。コード辞典もついてますよ。
(2) 2重スラー
この版では、日本で広く普及している、A.ルートハルトによる「ロマン派スラー」と、ブルグミュラー初版譜に基づく原典版「古典期スラー」を、色の濃さを変えて、両方記載されています。細かい配慮ですねぇ・・・。
(3)にごらないペダル
にごらないようにペダルを踏むってなかなか意識しないと難しいものです。
『子どもが踏んだ時に にごらない、必要最低限のぺダリング』をテーマに、ペダル記号が入っているんですよ。
薄い色で表記されているんですが、それは生徒さんの状況に応じて、適宜、長さや深さをアレンジできるようにという配慮なんだそうです。すごーい!
(4) 全曲見開き、譜めくりなし
レッスンや練習がしやすいよう、踏めくりの必要がありません。
ブルグミュラーはあまり長い曲ってないですけど、とても見やすい音符の大きさなのでおすすめですよ。
(5) アナリーゼ解説付き
『演奏につながるアナリーゼ』をテーマに、楽曲分析から読み取れる「表現ワンポイント」を掲載しました。楽典の側面から、バスティン・ピアノベーシックスの対応ページも紹介しています。シンプルな和声、曲構成ながら、標題音楽を効果的に演出しているブルグミュラー。アナリーゼで、その魅力がどんどん発見できます。 巻末には楽語辞典を掲載しています。
(6) テクニック解説付き
ブルグミュラーを美しい響きで弾くための、テクニックポイントを掲載しました。テクニックの側面から、バスティン・ベーシックステクニック、チェルニー30番の対応ページも紹介しています。名曲を弾くのに求められるテクニックの整理として。予備練習や、つまづいた時にどこに戻ればよいのかを知るガイドとして。もちろん、レッスンや練習で注意すべきポイントとして、活用できます。