ピアニストが考える「カラダ」のこと
こんばんわ、楽器センター金沢の織田です。
新刊「ピアニストのためのヨガ入門」を本日入荷しました。
練習前、練習後、本番前にヨガをとりいれることで
精神的にも身体的にもいい効果が出るという内容です。
日本では、演奏において「感性」がかなり重要視される傾向にあるのではないか・・・と常々思います。
でもカラダの使い方を知るのは、大変重要だなと思ったことがありまして、
高校生のときに、特別にみていただいた先生に言われたのは「この本を読みなさい!」だったのです。
その本とは↓
この本は、20世紀を代表するピアニストの一人、コルトーの高弟タリアフェロが完成させたというテクニックをわかりやすく解説したものです。
ピアノを弾くうえでもっとも重要な脱力の仕方や
楽譜に忠実に弾くには、作曲者の意図をどう汲み取って表現するのか・・・などなど、
ピアノを弾くために大切な基本的なことがいくつも載っている本です。
だんだんある程度弾けるようになると「こういう風に弾きたい!」という自我が出てきますが、
自分がどんな表現をしたいか、というのをつきつめると、体の使い方というのも大切になってくるわけです。
広島と山形で行われている「アフィニス夏の音楽祭」をご存知ですか?
日本全国のプロのオーケストラ団員が参加し、自己研鑽を行う音楽祭として有名です。
http://www.affinis.or.jp/summer_j/index.html
そのなかで身体をベストな状態を保つためのセミナーがあるそうですよ。
プロは当たり前のように身体を意識していますが、プロでなくてもいい演奏には必要な要素だと思います。
楽器を演奏するためには、テクニックを磨くだけではない、という証ですね。
ぜひヨガも含めていろいろ試してみてはいかがでしょうか。