【レポート】赤松林太郎 CELVIANO Grand Hybrid コンサート
すっかり季節は秋ですね!楽器センター金沢の織田です。
本日は国内外で活躍されている赤松林太郎先生をお招きして、コンサートを開催いたしました。
しかしながら、演奏したのはグランドピアノではなく、、、
演奏された楽器はカシオ・デジタルピアノの最高峰“CELVIANO”
CELVIANO(セルヴィアーノ)はカシオと世界三大ピアノのひとつベヒシュタインとのコラボレーションから生まれた電子ピアノ。
グランドピアノにぐっと近づいたタッチと響き、そしてベヒシュタインの音色を楽しむことが出来る楽器です。
楽器についてくわしく知りたい方はこちら↓のCELVIANOの画像をクリック!
演奏のプロが語るCELVIANOの魅力
最初に演奏されたのは、ハチャトゥリアンの「剣の舞」。
なんと録音された音源との連弾でした!電子ピアノならではの演奏方法ですよね。
赤松先生はもちろんグランドピアノもお持ちですが、夜遅くでも演奏できるこのCELVIANOで演奏される日もあるのだとか。
この楽器でレコーディングもされたとのことで、エピソードをいくつもお話し下さいましたが、本当にこのCELVIANOの特性を知り尽くしてらっしゃるからこそのお話でした。
①CELVIANOでレコーディングしたことで、テクニックが向上した
ここまで進化した電子ピアノで演奏すると、アコースティックピアノではごまかせてしまうようなところも、粗が目立ってしまうそうです。
たとえば、意識しないと親指だけ打鍵が強くなってしまったりしますが、電子ピアノだとそれがアコースティックピアノより目立って聞こえてしまう・・・。
それに対応しながらレコーディングをしたことで、アコースティックピアノで弾いた時にとてもテクニックが向上したことを実感されたそうです。
②3種類のピアノの音を使い分ける愉しさ
CELVIANOには3種類のピアノの音を楽しむことが出来ます。
ベルリン・グランド/ハンブルク・グランド/ウィーン・グランド、とそれぞれ個性があります。
赤松先生は、最初の「剣の舞」はベルリン・グランドで、
このあとモーツァルト「トルコ行進曲」はウィーン・グランドで、というように曲によってタイプを変えていらっしゃいます。
ウィーン・グランドは高音より低音のほうがより響くタイプですが、「メロウ」と「ブリリアント」と音色を変えることができ、「ブリリアント」にすると、高音も綺麗に響かせることが出来るそうです。
③電子ピアノで曲想が出せる!
次に演奏されたのがドビュッシー「2つのアラベスク」。
ベルリン・グランドは、世界3大ピアノのひとつ「ベヒシュタイン」のグランドピアノを分析し表現した音。
ドビュッシーはベヒシュタインの音を「ピアノ音楽はベヒシュタインのためだけに書かれるべきだ」という言葉を遺しています。
そんなピアノをCELVIANOは体験できるわけですが、ここで電子ピアノの可能性が広がるお話がありました。
日本人はコンクールなどで聞いていると、曲想をつけようとすればするほど鍵盤を「打つ」傾向にあるとのこと。
「打つ」ではなくて「押す」、時には撫でるように弾くことも大切。
コンサートでは先生の手元も見ることが出来るようになっていて、先生の繊細なタッチを目でみることもできました。
最後は ピアソラ「リベルタンゴ」。
1時間強の短い間でしたが、大変濃厚な時間を先生と共有できました。
最後はアンケートをお答え頂いたお客様にCDの贈呈と、赤松先生との写真撮影でした!
先生の卓越した演奏とトークに、お客様も興味津々!
多くの方に試弾していただきました。
ご興味のある方は、楽器センター金沢へ!
ぜひその魅力を体感してみてください。