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【修理ブログ】アルタスフルート

2025/04/28 04:36:11

みなさんこんにちは!ブラステック金沢です。

本日は大人気フルートメーカーである「アルタス」のキイとタンポの間に何が入っているのかをみなさんにご紹介します。

今回は、こちらのソ#のキイを使っていきます。

タンポは、黄色の部分の事で、メーカーによって素材は異なりますが、主にフェルトでできています。
キイのカップにぴったりのサイズのタンポがはまっているだけなので、普段はタンポが落ちてこないようにワッシャーでとめてあります。


ワッシャーを外すと丸いタンポが見えましたね。
次はタンポを外してみます。

タンポの下には基本台紙(ピンク)、調整紙(白)と呼ばれる紙が入っています。
タンポの厚さは、基本台紙の厚さによって異なります。
うまくタンポが音孔を塞げておらず、隙間が空いている部分には調整紙(切った紙)を入れて隙間をなくします。

では、紙の下を見てみましょう。

こちらは、「りん青銅」と呼ばれる、銅+すず+りんの三元合金です。
「りん青銅」は、アルタス特有です。
今回のフルートには、りん青銅が2枚入っていましたが、タンポによって枚数は異なります。
基本台紙や調整紙もタンポに合わせるため、タンポによって枚数は異なります。

それでは、りん青銅の下を見てみましょう。

こちらは、りん青銅を固定するための接着剤です。
少しぷにぷにしています。
この接着剤を綺麗にすると、、、

やっとキイだけになりました。

一見、キイにタンポが付いているだけのように見えますが、タンポの下に隠されているものがあることにびっくりですよね。

タンポの素材やキイとタンポの間に入っている物はメーカーやモデルによって異なります。
ぜひ、フルートをお持ちの方はタンポにも注目してみてください。

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