しめちゃダメなんです!
2017/10/07 07:55:27
こんにちは、脇坂(わきざか)です。
今回は、『音が出なくなったんです・・・』と、持ち込まれたクラリネット!!
いろいろ聞いてみると、ほとんどの音が出ないそうでした。。。
ちゃんと塞げていないキイがあると、そこから下の音はでなくなっちゃいます・・・
1つ1つ調べていくと、G#キイが浮いていて塞げていないのが原因でした!!
なぜG#キイは浮いていたのでしょうか?
理由はG#キイについている、この調節ネジ!!
この調節ネジが、しっかりしまっていました。
調節ネジがしまりきっていたため、AキイにあたっていてG#キイが浮いてしまっていたんです。
AキイとG#キイの調節ネジの間にはアソビ(隙間)が必要なのです!
G#キイの調節ネジをしっかりしめてAキイにぴったりくっつけてしまうと、
Aキイのタンポが水を含み膨らんだときに、上にあるG#キイを浮かせてしまうのです!
なので、Aキイが膨らむことを想定してG#キイの調節ネジとAキイの間にはアソビ(隙間)が必要なのです!!
ケースの中にドライバーが付いている楽器などもありますが、
AキイとG#キイの調節ネジの間に隙間があるからって、勝手にしめちゃダメですよ?
今回は、適度なアソビ(隙間)を作ってあげて、タンポが塞がっているかを確認して終了!!
久しぶりに自分の楽器を観察したときに、ココってこんなんだったかな?
なんかよく分からないけど変かも?壊れてる? って不安になったりするときありますよね?
気になるところがあれば、いつでも聞きにきてください!持ってきてください!!
皆さんのご来店をお待ちしています ♪