フルートの歪みを直すの巻。
こんにちは!
管楽器フロアーの丸七です(^^)
昨年からファミマのフラッペにハマっておりまして、夏の暑さに負けてついつい、、、
いつにもましてタプタp…、というわけで(笑)
じゃじゃーん!
ダイエットローラーです!!!(嘘)
ごめんなさい、管楽器の変形を直すローラーです。。。
今回はこのローラーを使ったフルートの修理レポ【嵌合(かんごう)調整】です!
「頭部管を落としちゃったんです。。。」
と、持ち込まれたフルート
よく見ると円が歪んでしまっています。
私個人的にはこういう「ぼてっ」とした丸の方があじがあって好きなのですが、楽器にとっては大変よろしくありません!!
こうなってしまうと。。。
・頭部管の抜き差しがきつくなる
・きつく当たっているところが摩擦で削れてしまう
・当たっていない隙間から息が漏れて音が出しにくくなる etc..
いろんな不具合が起きます。
では早速直していきましょう!
まずバイスに挟んである芯金に頭部管をはめます。
そしてコロコロします!(*撮影のために片手で行っております。通常は両手で行います。)
以上(笑)
一見簡単そうに見えますが色々と工夫が必要な作業なのです。
ころころするだけなのですが、力加減やコロコロする向き、角度などを考慮して行います。
そうしないと管が薄くなってしまったり筋が入ってしまったりと二次災害につながってしまうので注意が必要です!
…はい、出来上り!
フルートの頭部管は薄く作られているのでちょっとしたことで歪んでしまいます。
一度、ご自身の楽器の頭部管を見てみてください、ひょっとしたら歪んでいるかもしれません。。。
*フルート 嵌合調整 1ヶ所 ¥4,000~
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今日のブログスタッフ
管楽器リペア担当 丸七夏樹(まるしち なつき)
イタリア料理とフランス料理が得意なSAXとギターをこよなく愛するリペアマン!
ぜひぜひ、お店に遊びに来てください◎