【SAITO GUITARS】カスタムカラーが彩るあなただけのオーダーメイドギター
若島です。
世界に一本だけの唯一無二の価値感、ギタリストなら誰しもが一度はあこがれるオーダーメイドギター。
今回ご紹介するのは、昨年の2021年にカスタムオーダー品として製作いただいたSAITO GUITARSの特別なS-622です。
SAITO GUITARS
Modern String Instrument Manufacture
埼玉県川口市にその工房を構える「齋藤楽器工房」。
楽器としての機能と演奏性のみを追求したシンプルで美しいものづくりが魅力のブランドです。
その名を海外にまで知れ渡らせた齋藤楽器工房の代表的なシリーズ「S-Series」をはじめ、
ヴィンテージへの深い愛情で名器のサウンドを現代に蘇らせた「Portrait Line」など、魅力的な楽器を生み出しています。
S-622 SSH Ash/M – Twilight Sky
SAITO GUITARSのカスタムオーダーは、Blue Guitarsの頃より私も何度かお客様のお手伝いをさせていただいたことがありましたが、White Guitarsがオープンしてからご相談をいただいたのは今回が初めて。
完成に至ったのは、未だかつて無い新たなカラーリングを採用した一本でした。
夕日が沈み往く薄明が時、大気による光の散乱で生じる夕焼け空の多彩なグラデーションを見事に再現したカスタムカラー「Twilight Sky」。齋藤楽器工房ならではのフィニッシュワークの妙が光る、存在感抜群のオリジナルカラーです。
黄、赤、青と3色を用いたグラデーション、お互いの色が混ざりあった部分のオレンジや紫の色彩も見事な調和を生み、その完成度は齋藤楽器工房の永年の経験が成せる技といえます。
綺麗な杢目のアッシュ材の質感を活かすオープンポアフィニッシュを採用、美しい色彩に更に奥行きを与えています。
サウンドの核となるウッドマテリアルは、ライトウェイトなアッシュボディ、メイプル指板を採用。
オーダー当時、店頭にストックしていたいくつかの仕様のS-622をお試しいただいた中で、オーナー様の好みのサウンドからこのスペックにセレクトいたしました。
コンピューター制御による最新のCNCマシンを用いた超精密な木材加工、ネックグリップに至っても寸分変わらぬ仕上がりで、楽器一本一本の個体差が極限まで少ないというのも齋藤楽器工房の大きな特徴です。木地上がりの仕上がりも非常に美しいです。
この「Twilight Sky」のフィニッシュカラーは、今までに例がない全く新しいカスタムカラー。お客様と綿密に打ち合わせを重ねながら理想とする色彩を具現化していきます。
ボディからヘッドトップへのカラーリングの繋がりを意識して、ネック材と指板材の間にはブルーラインをセレクト。明るい色調のメイプルの間に一直線に通ったブルーのラインが爽やかな印象を与えます。指板サイドのポジションマークには蓄光素材のルミインレイドットを採用、ライブなどの薄暗いシチュエーションにおいても視認性を高めています。
指板トップのポジションマークにはStandard Dotsをセレクト、Black Pearloidの質感もカラーリングに良くマッチしています。
ピックアップは齋藤楽器工房のオリジナルブランド「SAYTONE HAND WINDING PICKUPS」
SSHのレイアウトをセレクトした場合は2種類のバリエーションから選ぶことができ、今回は出力が高めの「Bore up & Growl」のピックアップをチョイス。明瞭なサウンド、程よいコンプ感を持つ安定した出力が特徴で、レコーディングなどのスタジオワークで活躍すること間違いなしのセレクトです。
ルックスにもこだわり、ハムバッカーにはHard Aged Cover(中はDouble Whiteのボビンカラー)、シングルコイルにはWhiteのカバーでそのルックスをデザインしました。
ヘッドロゴはマッチングカラーのグラデーションが映えるホワイトのラインロゴを採用。
ペグにはマグナムロックのロック式ペグ、「GOTOH SD91 MG-T」を標準搭載。アーミング奏法時の正確な音程を維持できるのはもちろん、弦交換の容易さとメンテナンス性にも優れています。
カスタムオーダーする際には、セレクトした仕様そのものと言えるイメージ通りの完成度に驚かれるかと思います。
完成するまで、どんな仕上がりになるかわからないオーダーメイドにおいて、齋藤楽器工房はその正確無比なものづくりで、ユーザーの信頼に応えてくれます。
White Guitarsではカスタムオーダーのご相談を随時受け付けております。
気になった方はぜひお気軽にお問い合わせくださいませ!
White Guitars