色で観る「SAITO GUITARS」 Blue Guitarsが織りなすこだわりのカスタムカラーを振り返る

2022/02/26 09:30:00

今では海を越えて、世界中にファンを増やし続けている齋藤楽器工房が手掛ける「SAITO GUITARS」。
高い演奏性や、必要以上にハンドクラフトに固執しない効率的な製作フローによるコストパフォーマンスなど、多くの魅力があるブランドだが、今回は同社がこだわり続けてきたカラーに着目。
弊店スタッフが考案したオリジナルのカスタムカラーをご紹介いたします。


伝統工芸 × SAITO GUITARS

Blue Guitarsが所在する富山県は職人の宝庫。高岡銅器(鋳物)、井波彫刻(欄間)、ガラス工芸、漆器や螺鈿など、伝統工芸の匠達がその業を揮うこの地だからこその着想。この感覚はBlue Guitarsの自社工房で製作されるプライベートブランド「stilblu(スティルブルー)」にも活かされています。


Raden

螺鈿(Raden)とは日本古来から伝統工芸に用いられる貝の装飾の意。古くは茶道具や刀の鞘などにも用いられ、現代においてもギターのインレイとして馴染みがある装飾技法です。
本器はあたかも黒い漆器に螺鈿細工を施したかのようなイメージでオーダーした特別モデル、ノスタルジックで美しい風合いに仕上がりました。


Tamenuri

溜塗(Tamenuri)とは漆の塗り方のひとつ、赤色で中塗りした上に半透明の黒色で上塗りすることで、赤色が透けて見える塗り方を溜塗(ためぬり)と言います。
食器や櫛などの漆器に見られる落ち着いた上品な色合いが持ち味です。
本器はその溜塗の温もりある趣を再現した特別モデルです。


Rokushow

緑青(Rokushow)とは銅が酸化することで生成される青緑色の錆の意。銅像、ブロンズ像などでも世界中で古くから見られる親しみある色合い。
弊店Blue Guitarsの自社工房で製作されるプライベートブランド「stilblu(スティルブルー)」に採用されるオリジナルピックガードのカラーとしても用いられています。


情景 × SAITO GUITARS

Dawn(夜明け)から始まりShallow(日中)、Magic Hour(日没前)、Sunset(日没)と移り変わる美しい情景をテーマとしたシリーズ。


Dawn

「Dawn」は夜明け。海辺の夜明けの色味にある深青、淡青、灰、白、様々な色が重なり水面に映し出され情景を創り出します。夜明けの吹き抜ける風に煽られて水面の波が色付き始める、浜辺で迎える朝の景色を表現しています。


Shallow

「Shallow」は浅海。Dawn(夜明け)から時間が経過し色付けられた海は美しいものです。浅瀬に見られる透明感と水深が深くなるにつれて濃くなるコントラストを彷彿とさせます。見る方向によりハイライトが変化し、波で散らばる日の光が想像できることでしょう。


Magic Hour

「Magic Hour」は、日没夜明けの限られた時間帯を指す撮影用語。光源となる太陽光線の淡い赤、色相がソフトで暖かい金色、夜に差し掛かる青、自然が与える色を一つに落とし込みました。注目いただきたいのはカッタウェイの先端にある青。「Sunset」の中にある一つの情景であることを表現しています。


Sunset

日没を意味する「Sunset」は空の青、日の黄赤、白、交わる影の赤茶で構成されます。日没の時間経過は早いものです。一日の終わりを振り返る貴重な時間をお楽しみいただける色構成となりました。


Twilight Sky

夕日が沈み往く薄明時、大気による光の散乱で生じる夕焼け空の多彩なグラデーションを見事に再現。黄、赤、青と3色を用いたグラデーション、お互いの色が混ざりあった部分のオレンジや紫の色彩も見事な調和を生み出しています。


自然 × SAITO GUITARS

富山県は、3,000m級の山々が連なる立山連峰から水深1,000mを越える富山湾に至るまで、高低差4,000mのダイナミックで変化に富んだ大自然を有しています。デジタルなコンテンツに囲まれる現代社会でついつい忘れがちになりますが、ふと視野を広げると美しく豊かな自然環境に多種多様な動植物の存在がありました。


Kannagi

カラー名の”寒凪”は冬の季語、弊店が所在する富山県は立山連峰を有し、冬の穏やかな日には美しい雪化粧を纏った山々を望むことができます。そんな原風景ともいえる光輝くイメージを投影しました。


Shingetsu

富山県は春の風物詩としてホタルイカが有名です。新月の夜に海岸で見られるホタルイカの身投げから着想を得たカスタムカラー「Shingetsu」、美しくも儚げな雰囲気を見事に表現した一本です。


Saba

カラー名の「Saba」はまさしく”鯖”をイメージしたフィニッシュ。背は青く、腹は白く輝く「光り物」とも表される美しさをそのままギターのフィニッシュに表現いたしました。


Yellow Stone

アメリカ合衆国の3州にまたがる「イエローストーン国立公園」。200の間欠泉や1万以上の温泉が湧く世界屈指の熱水現象の集中地域にある、バクテリアですら生息できない高温であるが故のクリアブルーの泉を再現しています。


Grand Prism

イエローストーン国立公園内にある同国最大の熱水泉「グランド・プリズマティック・スプリング」。泉の中心から端にかけて、温度によって異なるバクテリアが生息することで発生する神秘的な色彩を再現。


鳥 × SAITO GUITARS

弊店Blue Guitarsには、Red Guitars、White Guitars、Green Guitarsと、その名の通りカラーの異なる姉妹店が存在します。
このシリーズは、それぞれのカラーにちなんだ鳥をイメージして製作されました。


Ptarmigan

富山県のシンボルとして県鳥にも制定されている「ライチョウ」。寒冷な高山地帯に生息し、夏の茶色の羽根から冬は白色の分厚い羽根に生え変わる様子からイメージを得ています。


Duck

カルガモの次列風切羽をモチーフに「水の上でははっきり見えず飛び立つ瞬間に鮮やかに際立つ青。」を表現していただきました。


Cardinal

コウカンチョウ(紅冠鳥)の鮮やかな深紅色と深い黒色をイメージ。


Crow

様々な物語や伝承にも登場する、黒い鳥の代表であるカラスをイメージ。
単調な黒ではなく、青や紫の要素を取り入れることで羽根の美しさを表現しました。


Parakeet

黄色い頭部から、緑色の羽根にかけて美しくフェイドするセキセイインコから着想を得ています。


Other colors


Blue Roan

弊店スタッフの愛犬の毛色から着想を得たカラー。
今ではBlue Guitars カスタムカラーの代表的なモデルです。


Show

マットブラックのオープンポアフィニッシュをベースに眩いネオンカラーが鮮やかなオリジナルカラー。当店スペシャルオーダーにて特別に製作いただいた唯一無二のルックスです。


Ironman

赤を基調とした力強いカスタムカラー。
ピックアップカバーに採用されたハードエイジドパーツと相まって、金属的で無機質な印象は男心をくすぐる仕上がりになりました。


現在、今までに製作したカスタムカラーの中から人気モデルの復刻も計画中です。

カスタムオーダーの受付も随時行っておりますので、気になった方は是非お問い合わせください。

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Written by
Isamu Sawaki

Blue Guitars

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