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ピアノの地震対策グッズをご紹介

2024/01/10 09:03:56

ピアノクラウドの織田です。

先日のブログで地震の影響でピアノの転倒や傷つきがなかったことをお知らせしたかと思いますが、
接客の際に毎回申し上げていることが本当に予防になったなと胸を撫でおろしているところです。

というのは、ピアノの置き方なんですけれども…↓↓

ピアノの設置場所で気をつけるポイント

こちら当店の中古アップライトピアノですが、

ピアノとピアノの間に隙間があるのがわかりますでしょうか?
右の写真のように、10㎝~できたら15cmほど……余裕で握りこぶし1個分がはいるくらいは間をあけて設置するのがよいです。
これはアコースティックピアノだけでなく電子ピアノも同様です。

一般のご家庭でピアノを設置される場合、壁側に設置されることが多いと思いますが、ピアノが揺れて壁に当たると反動で跳ね返ることにより鍵盤側、つまり弾いている方がいる側へ倒れてくることになります。

なので隙間をあけての設置をおすすめします。壁にビタっとつけてないか、ぜひ確認してみてください。

ピアノの揺れ、転倒を防ぐ対策グッズとは

なんとか営業できていますけれど、今回の地震を受けて本当に衝撃を受けています。

私自身、生まれて人生の大半をこの地域で過ごしてきましたが、石川県というのは台風はそんなに直撃しないし大雪は東北や信越地方にくらべれば降雪量は少なく、2007年の地震も記憶に新しいものの地震自体もそんなに危惧する対象ではありませんでした。

冬の雷が大きくて1年通して天気があまり当たらないことが玉にキズの、災害からは程遠い地域と思ってきたものですから……こんな大きな地震が起こるんだ、この世に絶対はないのだと身に染みています。

上記でのピアノの設置方法もそうですが、消防訓練で非常口の場所やお客様の身を守る方法を習っていてよかったとか、些細なことが活きたことも記憶に新しいです。やはり対策を施しておくことはすごく大事なんですよね。

ではアコースティックピアノ向けの対策グッズをご紹介したいと思います。
ピアノの転倒をさらに予防するためには、ピアノを支えるキャスター部分をどう固定するかということになります。

地震対策敷板 あんしんくん

東日本大震災を受けて、調律師さんの声で生まれたグッズです。深さ9mmの段差がキャスターの滑り落ちをガードします。ゆとりがあるので、どんなピアノにも対応できます。

ニュース―パーインシュUP用

後輪を乗せているアクリル板が地震発生時に割れ下に落ち、ピアノを後方に傾けます。ピアノの転倒防止グッズのゴム台です。

ニューキャストップ敷板UP用

上記の商品の敷板版。同じく、後輪を乗せているアクリル板が地震発生時に割れ下に落ち、ピアノを後方に傾けます。

設置の際にご自身で楽器を持ちあげるのは大変危険です。ぜひ当店へご相談ください。

他に気をつけるべきことはある?

地震の揺れ方に寄るのかもしれませんが、やはり上から物が降ってくるというのは考えただけでも恐ろしいことだなと思いました。
またピアノ自体、アップライトピアノでも230kg前後あります。

ピアノの上になにか物を載せたり、破損しやすいガラスなどをピアノの近くに置くのも危険です。なるべくピアノのそばでの就寝は避け、地震予知があった場合は遠ざかってください。揺れを感じた際は、動くピアノを体で支えることは避けてください。ピアノが倒れてケガをする恐れがあります。

まだ余震が続いていますが、少しの工夫が命を繋ぎます。グッズも災害が起こらなければ無用ですが、起こった時こそ助けになります。少しでもお役に立てることをお届けできますようこれからも努めます。絶対はないのですが、ご家庭で楽しく演奏するために少しでも安全な環境をご一考ください。

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Written by
Misako Oda

ピアノクラウド白山

お問い合わせ
076-259-6872
(10:00~21:00 定休日なし)

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当店は石川県公安委員会より正式に古物販売の許可を得ていますので、お客様の大切な楽器をお預かりしたうえで、安全に販売することが可能です。
古物商許可番号 石川県公安委員会 第511010008228号

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