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ピアノクラウド白山 Roland LX705・706の違いを比較してみた!!

2022/07/22 08:00:00

Roland ”LX series”の魅力って皆さんご存じですか?

スタッフ吉田も以前、参加したローランド電子ピアノ研修で感じたLXseriesの魅力、LX706・705の違いをご紹介いたします。

ローランド電子ピアノ研修の様子はこちらのブログから見ることができます。▼▼

Topics

“LX series”の名前の由来とは!

まず、最初になぜローランドのハイランクモデルであるLXシリーズの名称は、英語で「贅沢な」「豪華な」 「贅沢さ」などを意味するLuxury(ラグジュアリー)の文字を取り【 LX 】というモデル名になっています。

その名の通り、生ピアノの様な生きたサウンドを体感できる「贅沢な」電子ピアノは他のモデルとは一線を画す作りとなっています。また、こだわりぬかれた外観デザインは、権威あるデザイン賞を受賞するなど、Luxury(ラグジュアリー)という言葉にふさわしい電子ピアノに感じます。

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“LX series”が頭の良い電子ピアノと呼ばれるわけとは!

まず、最初にLXシリーズが賢い理由を説明する前に、生ピアノと一般的な電子ピアノの音が鳴る仕組みを画像で紹介します。

生ピアノの音が鳴る仕組み

こちらの画像の様に生ピアノは音が鳴るまでの仕組みが複雑になっており、鍵盤を押す強さやスピードの違いで異なる音色を鳴らすことができます。

続いて一般的な電子ピアノの音がなる仕組み見ていきます。

電子ピアノの音が鳴る仕組み

生ピアノでば行われていた音が鳴るまでの過程である、【ハンマーで弦を叩く→弦が響く→周りの弦が共鳴する→響板で音を増幅する】といったプロセスを電子ピアノでは、コアと呼ばれる電子ピアノの「脳」で解析し、サンプルで入っているサウンドをスピーカーから鳴らす仕組みとなっています。

対して“LX series”はどうなっているのか…

実は“LX series”には音を解析するための「脳」の役割であるコアが2つ搭載されているんです。

コアの数が増えればどんなメリットがあるのか!

パソコンに例えて説明すると、コアの数が多いほど作業を分担して行えるので処理機能が早くなります。複数の作業を同時にしていても、コア数が多いと処理を分担して作業が行えるのでパソコンが重くサイトがなかなか開かないといった状態がなくなり、快適にパソコンを使えますよね。

同じ様に“LX series”はコアの数を2つにすることにより、電子ピアノ自体の処理機能が向上するので、生ピアノで行われていた音が鳴るまでの過程である、【ハンマーで弦を叩く→弦が響く→周りの弦が共鳴する→響板で音を増幅する】といったプロセスをシミュレーションし再現することにより、リアルなピアノサウンドを表現可能となりました。

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他メーカーと比較“LX series”との違いとは?

先程、紹介した搭載されているコアの数の違いは、他メーカーと比較した“LX series”大きな違いだと思います。

そして、LXシリーズは上記で説明した様にコアが増えたことにより学習能力が向上し、より繊細な音楽表現を可能にしただけではなく、最大同時発音数がアコースティックピアノと同じ無限大になるため、複雑に音が重なっていく曲を演奏しても、途中で音が消えることなくすっきりとしたサウンドでの演奏が可能となります。

下記の表では各メーカーの電子ピアノ(上位モデル)の比較を表で表しています。▼▼

メーカー価格(税込)最大同時発音数
Roland “LX706”313,500円ピアノ音色:無限大
YAMAHA“CLP785”396,000円ピアノ音色:256音
KAWAI“CA99”440,000円ピアノ音色:256音
ヤマハ アップライトピアノYU11770,000円ピアノ音色:無限大

そしてもう一つの“LX series”の大きな魅力が“モデリング音源”を搭載した電子ピアノであるということです。

一般的な電子ピアノには、グランドピアノから1音1音丁寧に音を録音して作るサンプリング音源を搭載しています。ですが、“LX series”に搭載されている、モデリング音源はアコースティックピアノの音がなる仕組みである「ハンマーが弦を叩く、弦に振動が伝わる、その振動がフレームに伝わる、響板が響く」というプロセスをリアルタイムでシュミレート。生ピアノの発音原理をデジタルで再現したピアノとなります。

演奏に応じてピアノに張られたすべての弦が共鳴する振る舞いを精密にモデリングし、リアルな倍音、豊かな響きを生み出すことで、演奏する方ひとりひとりの音色を忠実に再現する「生きたピアノ音色」を体感できます。

設定機能を使いレゾナンス(共鳴音)や鍵盤1つ1つのチューニングや音のキャラクターを好みで変更できるのはモデリング音源を搭載した“LX series”ならではの楽しみとなります。

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スペックから見る“LX706”と“LX705”の比較

まずは、それぞれのスペックの違いを表でご紹介します。

上記の表の様に“LX706”と“LX705”は最大同時発音数やコアの数、内蔵のモデリング音源などに大きな違いはありません。ですが鍵盤の作りや、内蔵スピーカーの数には違いがあるため、LX706の方がリアルなタッチ感サウンドを体感できる電子ピアノだということが言えます。

内蔵スピーカーの数で何が変わるのか

電子ピアノはスピーカーの数が増えるにつれて、グランドピアノ同様の音の聞こえ方を再現するために、スピーカーそれぞれの役割を分担させることが可能になっています。

LX706の様に3ウェイスピーカー(計6個のスピーカー)があれば、低音部の「ズーン」といった床を這う様な響きを下部のスピーカーで再現し、中音部のハンマーが弦を叩いた時に聞こえる「コツコツ」といったサウンドを真ん中のスピーカーで再現、高音部の「キラキラ」としたサウンドを上部のスピーカーが再現します。

そのためスピーカーが多くなるにつれて、生ピアノの様なリアルなサウンドで演奏を楽しめる特徴を持っています。

対照的にスピーカーが減るにつれて、音域ごとに再現していたサウンドを1つのスピーカーで再現することになるので、スピーカーの数が多いモデルと比べ、こもったサウンドに聞こえてしまいます。

“LX706”と“LX705”の鍵盤構造はどう違うのか?

画像の様に、“LX706”と“LX705”では鍵盤全体の長さに違いがあります。

“LX706”は鍵盤を長くし、グランドピアノの鍵盤と同じ長さにすることにより、シーソー式で動く鍵盤の支点を同じにし、グランドピアノ同様の鍵盤タッチを得ることができます。

通常の鍵盤の場合、鍵盤手前は軽く弾けるが鍵盤奥側に行くにつれて重くなるといった弾き心地に違いが出てしまいます。ですが、ハイブリッド・グランド鍵盤であれば鍵盤が長くなり支点の位置が変わることにより、鍵盤手前と同じ様に鍵盤奥側も同じ強さで鍵盤を弾くことが可能となります。

ピアノ上級者や難しい曲にチャレンジを始めた方など、黒鍵を多用する曲を演奏する場合は、鍵盤奥を弾くことも多くなると思います。そんな時こそグランドタッチが搭載された電子ピアノがオススメだと思います。

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“LX706”の魅力とは!

LX706の魅力はなんといっても、生ピアノの様なリアルな弾き心地とサウンドを体感できるモデルであることだと思います。上記で説明した内部の作りや音源など、贅沢にも機能をふんだんに搭載したモデルだけあり、奏者の思いや、ちょっとした表現の変化までしっかりと再現してくれ、音を和音で重ねていってもサウンドがモコモコせず最後まですっきりと聞こえるので、生ピアノを演奏している様な気分になれるピアノに感じます。

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“LX705”の魅力とは!

LX705はLX706と比べると鍵盤の作りやスピーカーの数など劣ってしまう部分は存在します。ですがLX705は上記でも説明した、モデリング音源と2つのコアチップが搭載された贅沢なハイランクモデルの電子ピアノ。

2ウェイスピーカー(計4個)のモデルですが、下部のスピーカーにはコアキシャル・スピーカーを搭載しており、画像の様にLX705は1つのスピーカーから中音部、低音部のサウンド特徴をそれぞれしっかりと再現することができます。他メーカーの2ウェイスピーカーモデルと比べ、低音部の迫力や中音部の個性を表現できるので、安価な価格帯でも生ピアノ同様のサウンドを楽しめます。

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Written by
Masanori Yoshida

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