ヴァイオリンを始めたい!
みなさんこんにちは!浅井です。
今回のブログのテーマは「ヴァイオリン」です!
私が中学生の時はヴァイオリンが好きすぎて、暇さえあれば
オーケストラやソロの動画を聞きあさったり、ヴァイオリンの本を買ってきて調べたりしていました😀
憧れを持つ人の多いヴァイオリン。でも弦楽器って難しい!?
となかなか一歩を踏み出せないという方いらっしゃると思います。
このブログを読んで、ヴァイオリンを始めてみよう!と思っていただけたら嬉しいです♡
目次
1_ヴァイオリンの歴史
まず、皆様にヴァイオリンに興味をもっと持っていただけるよう歴史を簡単に紹介します🔥
●今も昔も
ヴァイオリンの祖先は中世のオリエントにあると言われています。
クラリネットやフルートなど祖先の楽器から現代までかなり形やキイがついたりと変化してきましたが、
なんとヴァイオリンは昔からほとんど形が変わっていないのです!!
歴史上最初の製作者は北イタリアの人で、クレモナで活躍したアンドレア・アマティと、サロという町のガスパロ・ディ・ベルトロッティ(ガスパロ・ダ・サロ)の二人だと言われています。
それも現代に楽器が残っているからです🌟
●名器と呼ばれるヴァイオリン
みなさんは”ストラディバリウス”は聞いたことはありますか?
16世紀後半〜18世紀前半、北イタリアのクレモナと呼ばれる場所はバイオリン制作が盛んに行われておりました。
それもアマティ一族、ストラディヴァリ一族、グァルネリ一族など家族で一派を築いてしまうほど。
それらの一派が製作したヴァイオリンは今でも一流のヴァイオリニストに使用されています。
●手軽にヴァイオリンを
上記で紹介したストラディバリやアマティは今では何億にものぼる高額な価格で一般の方が
手に入れられるようなものではありません。
ですが、最新のテクノロジーを使い名器を細かく分析、さらに職人技の融合によって、安価で高品質なバイオリンの製作が可能になりました。
2_ヴァイオリンを始めるために
ここからが本題です!
ヴァイオリンを始めるにあたって何を揃えればいいの?というところを紹介していきます!
●楽器本体
ヴァイオリンはクラリネットと同様天然の木材を使用して製作されています。
つまり、同じ機種、メーカーでも個体差があるということです。
おすすめはヴァイオリンに詳しい友人、講師の先生と一緒に選んだり、信頼できるお店のスタッフと相談をして購入することです。
どの値段がおすすめ?やどの大きさのものを買えばいい?などなんでもきてくださいね!
●弓
初心者セットの付属品として弓がついてくることがあります。
ですが、こだわりがでてきたり、ヴァイオリンが弾けるようになってきた!という場合は
弓だけの買い替えもおすすめしております。
弓も音色、弾きやすさに影響する部分ですので自分にあったものを使用していただくと良いとおもいます。
●肩当て
肩当ては楽器を水平に保つために使用されます。
※ほとんどの奏者は使用していますが、肩当てを使用しない奏者もいます。
クッションの柔らかさ、ねじ式など種類がたくさんあります。
●松ヤニ
松ヤニを弓にこすりつけることで、弦を弾いたときに摩擦がおきて音を鳴らすことができます。
実は新品の弓は松ヤニがついていないので摩擦が起きず、音が出ません!!
松ヤニも音色に影響するので、こだわりをもって選ぶ奏者がたくさんいます🌟
夏と冬で硬さの違う松ヤニを使用することも多々あります。
●クロス
弦楽器専用のクロスも販売されていますが…特に浅井がおすすめしたいクロスはセーム革のクロスです!
※セーム革とは…鹿の皮革
裏表で使い分けができ、通常のクロスより圧倒的に光沢を出すことができます。
繊細な楽器だからこそこだわりのクロスを使って大切に使用したいですよね。
●ケース
これも初心者セットを購入するとついてくることが多いです。
ヴァイオリンのケースは大きく2つの形に分かれています。
1.シェイプ型(ひょうたん)
2.オブロング型(四角)
弓が何本も入るもの、湿度計がついている便利なものまで幅広くあります。
管楽器を演奏する方とおなじでヴァイオリンをされる方も自分の好きなケースを選んで使用されている方が
多いです。色展開やかわいいデザインもあるので持ち歩くのが一層楽しくなりますね♫
●弦
ヴァイオリンにはE線、A線、D線、G線の4本の弦が必要です。
世界的にも有名なメーカーは トマスティーク ”Dominant”(ドミナント)です。
ナイロン弦ですが、ガット弦のような表現のしやすさがあります。
他にはOPTIMA ゴールドブロカット バイオリン(E線)、ピラストロ エヴァピラツィゴールド バイオリン弦 4/4などスチール弦からガット弦まで幅広くあります。
注意!
E線(一番細い弦)にはループエンドとボールエンドとアジャスターにはめるための形が2種類あります。
ループエンド→E線の先が輪っかになっています。どのアジャスターの形にも対応できます。
ボールエンド→E線の先に金属のボールがついています。弦が切れにくいのが特徴です。Hillタイプのアジャスターのみ使用できます。
※アジャスター→調弦の微調整を行うところ
🌟弦の種類
ナイロン弦→ナイロンとほかの合成繊維を芯材にして作られています。(初心者〜)
ガット弦→羊の腸の繊維を素材として作られています。柔らかく表現もしやすいのが特徴です。(中級者〜)
スチール弦→金属の素材でできています。初心者が苦戦しやすいチューニングがやりやすいのが特徴です。
●モイスレガート
特に天然の木が使用されている楽器が気をつけなければいけないのが”湿気”です。
クラリネットやオーボエも同じですが、湿気でカビが発生したり、湿度差でヒビが入ってしまったりしてしまいます。
ヴァイオリンにももちろん同じことが言えて、カビの他ヴァイオリン自体の変形、接着剤が剥がれてしまうなど
影響がでてしまいます。
※写真は管楽器用です
そこでおすすめしたいのが”モイスレガート”です!
この布を一枚ケースに入れておくだけで湿気を吸い取ったり、乾燥時には逆に湿気を放出してくれる便利なアイテムです。
一度購入すれば2年程もちますのでぜひ揃えたいですね☂️
●チューナー
管楽器や弦楽器を始める方にとって欠かせないアイテムです!!
楽器を上達するためには正しい音程感を身につけることも大事です✅
店頭にはメトロノームとチューナーが合わさった便利なものを販売しております。
周りが騒がしいときのためにチューナーマイクとセットでの購入をおすすめしております。
3_店頭のヴァイオリン
現在店頭にはYAMAHA V7SG 4/4が展示中です。
YAMAHAが独自に開発したオリジナルのニスが使用されています。
全ての弦にアジャスターがついているのでまさに調弦が難しいと感じる初心者の方にオススメです。
付属品として、松ヤニ、弓がついてくるので買ったその日から音をだして楽しむことができます。
(肩当はついていませんので、合わせての購入をお勧めします。)
楽器を始めるという方!ぜひ楽器の歴史を調べてみてください!
どんなきっかけで今の形になったのかを知るともっと楽器に興味が湧くはずです(*^▽^*)
では次のブログでお会いしましょう!
ブラステック白山