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g7 Special オリジナルオーダーモデル入荷 【2021MusiXmas】

2021/11/24 12:00:00

東京都新宿区に拠点を構えるギター工房G’Seven Guitars
オリジナルブランド『g7 Special』の当ショップオーダーモデルがいよいよ仕上がってまいりました。
カラーが異なる点を除き同スペックの2本は満を持してのSTモデル。
前回オーダー時より続くGreen Guitars Shop Order「パステルカラーフィニッシュ」最終章とも言える今作。
まずは完成した2本の雄姿をご覧ください!

g7-ST/R – Daphne Blue

BodyAlder2P
NeckHard Maple 1P
Finger BoardIndian Rosewood
FretJescar #55090NS / 21f
Machine HeadSD-91-05M
Bridgeg7カスタムシンクロナイズド
PUVanzandt Vintage Plus LP
Control1Vol , 2Tone , 1Lever(g7-ST Circuit)
PickgardSPL.MG
Weight3.560kg
CaseGigcase

g7-ST/R – Shell Pink

BodyAlder2P
NeckHard Maple 1P
Finger BoardIndian Rosewood
FretJescar #55090NS / 21f
Machine HeadSD-91-05M
Bridgeg7カスタムシンクロナイズド
PUVanzandt Vintage Plus LP
Control1Vol , 2Tone , 1Lever(g7-ST Circuit)
PickgardSPL.MG
Weight3.481kg
CaseGigcase

いかかがでしょうか?
イメージ通りの色合いが具現化された完成品に歓喜しております。
是非本モデルの誕生までの過程とその魅力を順をおってご案内したいと思います。
しばしお付き合いいただけましたら幸いです。

What is g’7 Special

 東京都新宿区に拠点を構えるギター工房G’Seven Guitarsが手掛けるオリジナルブランド。
ルシアーの大山氏は日本のエレキギターの創世期からその技術を研鑚されておられます。
ヴィンテージをリアルタイムに触れてこられた大山氏ならでは深い造詣を持って、オリジナルをも超えるヴィンテージクローンを製作されています。
年代によっての細かいディテールを再現する知識/経験・木工技術はもちろんのこと、何よりもその塗装技術には脱帽以外の言葉が見つかりません。
オリジナル以上にオリジナルであることがg’7 Specialであると言えます。

2つのエピソードを基にその魅力を更にひも解いていきましょう。


ビス1本にまでこだわる妥協なき理想への追求

 g7 SpecialのSTモデルではブリッジにg7カスタムシンクロナイズドというオリジナルブリッジを採用しています。
ブリッジはギターの出来そのものを大きく左右する重要なハードウェア。
スティールプレスサドルにスティールラージブロック、6点留めなどヴィンテージスタイルを強く意識しつつも、
信頼おけるクオリティと仕上がりを追求した結果、サドルには”G’SEVEN”の刻印が施された日本製(GOTOH)のオリジナルブリッジを用いています。
USAパーツを使用して単なるレプリカを製作しているわけではなく、理想とするSTモデルへの追求のためパーツをセレクトしている事がわかりますね。

 またこのブリッジを止める6本のネジは実はスプリングキャビティー内に飛び出るほどの長さの物が使用されています。
規格外の長さのネジはブリッジを製作しているメーカーにも取り扱いが無い為、このネジのためだけに別途業者へ発注をかけているとのことです。

たかがネジ1本。
されどネジ1本。

手間もコストも必要以上に発生するこの工程を当然の様に行うことで、いかに留めネジの長さを重要視しているのか。
そして理想のためには一切の妥協を惜しまない姿勢を伺う事が出来ますね。

経年変化を知り尽くしたカラー定義

 話は少し前後し前回オーダー時の話になりますが、このパステルカラーフィニッシュのオーダーの完成には
G’Seven Guitars のマネージャーでありセットアッパーを務める宇佐川氏の存在が必要不可欠でした。

当初頭の中で描くカラーイメージを伝える際、私はフェイド感あるSonic Blueと表現していました。
しかし色味の希望を詰めていくうち宇佐川氏から
「希望されているフィニッシュを私達がカラー名で表すならDaphne Blue(ダフネブルー)かもしれませんね。」
「焼け感をどこまで出すかにもよりますがその風合いはSonic BlueでもありDaphne Blueでもあり、ひいてはSeaform Greenとも言えます。」
という貴重な意見を頂きました。

この言葉は私にとってまさに目から鱗でした。
職業柄数多くのギターを見て取り扱ってきたとは思いますがレリック、エイジド加工を含めてもその殆どは製作まもない言わば新品のギター。そういったギターばかりを見続けてきた私の視点では決して見えない色の捉え方と言いますか…
私がイメージしているカラーは元々その色味なのか?それとも経年により変化して生成されたカラーなのか?
あらゆる塗装が焼け具合や経年変化によってどのように変化しどんな表情をみせるのか。
それを知り尽くした経験を持つG’Seven Guitarsならではの凄みを改めて感じ入りました。

G’Seven Guitars セットアッパーである宇佐川氏

こうした幾度のディスカッションを重ねついに完成した
Green Guitars Shop Order
g7-ST/R
改めてポイント別にご覧いただければと思います。

厳選されたトーンウッド

ボディにアルダー材、ネックには硬質な1Pのハードメイプル、指板には引き締まったインディアンローズウッド指板を採用しております。
いずれも厳選に厳選を重ねられたトーンウッドである事は言わずもがな・・・
クセがなく程よく枯れた抜けのよいトーンを奏でてくれるアルダーボディ。
そんな頼もしいボディに、近年貴重な引き締まったローズ指板を組み合わせる事で重心が低い角が取れた優しい音色が加わります。
ピュアなクリーンサウンドはもちろん、ドライブサウンドとの相性も抜群。
高域から低域に至るまで実に見事なサウンドバランスを実現しております。


Vanzandt Vintage Plus LP

アメリカ・テキサス州にて100%ハンドメイドで作られたヴァンザント・ピックアップを搭載。
Vintage Plusは60年代のストラトサウンドを基に製作され、枯れた空気感を演出しつつ中低域の倍音が実に心地良く響きます。
3シングルピックアップから奏でられる幅広いトーンバリエーションはボトムの効いたエッジィなサウンドからメロウかついなたいブライトなサウンドにいたるまで、プレイヤーのあらゆる表現を正確にアウトプットしてくれる事でしょう。


徹底的に焼け感にこだわったHalf Vintage仕様

 前回オーダーに引き続き徹底的にこだわった焼け感の表現。
何度もイメージのすり合わせを行った結果、「さすがg7 Special」と感嘆する見事な仕上がりをみせてくれています。
パステルフィニッシュはポップでキャッチーな印象が先行しやすいカラーリングですが、単なる「かわいい」ではなく「渋い」と言った一面も魅せてくれる実に奥深いフィニッシュです。
両モデルともそうした多様な表情が見事に表現されています。

Daphne Blueフィニッシュは黄色味が強い箇所ではSeaform Greenの風合いを楽しめます。
Shell Pinkフィニッシュでは経年変化による色味はもちろんのこと、弾きこまれた擦れの黒ずみ感に至るまで表現されています。
光量や角度によっても実に様々な風合いを楽しむことが出来ます。



 両モデルとも経年変化による色味、焼け具合に徹底的にこだわり再現して頂きましたがレリック加工はあえて施しておりません。
あくまで新品のギターとして今後オーナーとなるプレイヤー様ご自身の手で時を刻んで頂ければと思います。



g7 Specialオリジナルピックガード

今春g7 Specialに新しいオプションとして加わりましたg7 SPL Mint Green Pickguard
両モデルこちらをピックガードにセレクトしています

泥臭さに至るまで見事に表現されたたこのピックガードを用いる事でフェミニンな雰囲気を損なう事がないまま、見事な風格を演出する事に成功いたしました。


一見するならg7 Specialとしては珍しい…
しかしよく見て、触れて、弾いてみると
【g7 Specialでなければあり得ない…】
そんな1本に今回も仕上がったと自負しております。

宇佐川氏からも
「g7 Specialでこういったカラーが2本並んでいる状況は大変珍しい」
とのコメントを頂いた当店ならではのオーダーモデル。
サウンド、ルックスともに、遊び心もある大人な1本です。
是非手に取ってこの出来をご体感いただければと思います。

Other Stock

 当ショップでは紹介のSTモデルの他にもg7 Special製ギター・ベースをストックしております。
是非あわせてチェックしてくださいませ。

クリスマスフェア開催中🎄

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Green Guitarsではお客様とスタッフの安全を第一に、安心してご来店頂けます様感染予防対策に取り組んでおります。

またOnline Storeも併せて用意いたしております。
来店のご心配がある方や、来店が難しい遠方のお客様は是非ご活用くださいませ。

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〒910-0859
福井県福井市日之出5-16-14
TEL:0776-52-0711 FAX:0776-52-0785
営業時間:平日10~20時 日・祝日10~19時
水曜定休(祝日除く)
メール:gcfukui@kaishindo-music.co.jp

Written by
Kazunari Koshida

Green Guitars

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