根津栄子先生 「生徒を変身させる24のキーワード」
こんにちは、ピアノクラウド富山の吉田です。
実は先日、ピティナ富山支部でオンライン交流会があったのですが、
その時のゲスト講師が、 根津栄子先生。
コンペティションのキックオフという位置づけで
とても、ためになるお話を伺いました。
お忙しい根津先生はZoomでご参加。
あっ、だからオンライン交流会か・・・。
その中から印象に残ったフレーズをいくつか。
・コンペティションはテクニックや音楽性を身につける最短距離。そして、井の中の蛙にならないために。
・コンクールでは何が起きるかわからない。本番が近づいたら、毎日リハーサル!
キーワードだけなので、これだけでは不十分なことは承知しているのですが、
詳しいいきさつや背景が気になる方は、根津先生のセミナーを受講されて、直接、質問なさってくださいね。
そして、極めつけは、会場の先生からのこんな質問に・・・
「コンクールに参加してもうまくいかないこともあります。生徒さんやご父兄と、どのようなコミュニケーション(対応)を取っておられますか?」
というような(記憶力が曖昧で・・・スミマセン)質問が出てきたとき、
先生が、モニター画面、右手前の方に消え、
次に現れた時は、
大きなA3サイズのラミネートされたカードを持ってこられ、
カメラに向かってアップ!
画面に大映しになったのは、
何だ! これは?
ど、
どういう解釈をすればいいのか?
と、戸惑っていると、
根津先生が、それを裏返され、
画面に映ったのは、
な、
な、
なんと、
これには、私、爆笑しました!
そして、次に出てきたのが、
そして、
また、根津先生が、このカードを裏返されます。
はい、
もう皆さん、
想像がつきますね?
そうです!
なんとシンプルで!
なんとわかりやすい!
受け止め方が全然違いますよね。
※上に掲載したカードは実物ではありません。イメージです。
世界中で、
たくさんの先生が
たくさんの生徒さんに
同じことを言ってこられたと思いますが、
ラミネートした、大きなカードの裏表に書くだけで、
説教からユーモアに!
そして、
特に、この素晴しいところは、
「泣く予定」
というフレーズです。
とかく、このようなことを伝える場合、
「コンクールで落ちて、泣いたことがある」
となりがちです。
もちろん、誰しも、コンクールの前は受かりたい!と思って練習しているし、
落ちたからといって、泣く予定の人は一人もいません。
また、コンクールはその時の結果でなく、課題に取り組む姿勢やプロセスが一番大事、
ということも、先生やお母さんからさんざん聞かされ、頭ではわかっているのです。
でも、、、、、ついつい、泣いてしまうのです。
おそらく、先生には見えていたのです。
確実に受かるために、あと、ふた踏ん張りは必要なことを。
そして、今まで、何十人という生徒さんが、
プロセスよりも賞にこだわってしまい、
でも、追い込みが弱く、詰めが甘かったばかりに通過できず、
結果、たくさんの生徒さんが泣いてしまったのでしょう。
まるで、約束されていたように。
一番大切なことは?
今やらなければいけないことは?
いつまでに?
どれだけ?
~たくさんの問いかけがつまっている言葉です。
根津先生のblogを拝見しますと、
『生徒を変身させるの24のキーワード』
が出てきます。
これは、月刊ムジカノーヴァ(音楽之友社)で
2020年4月号から2022年3月号まで連載されていました。
どんなに才能が豊かでも、最初から一直線に完成された指導者になり、
そうあり続けることは不可能です。
根津先生にも、さまざまな試行錯誤や紆余曲折がおありだったはず。
だからこそ、いろんな人に共感してもらえる、実のあるキーワードが誕生したのですね。
さて、どんなことが、書いてあるのでしょう?
裏面も何か書いてあるのでしょうか?
先ほどの、「コンクールで落ちたら泣く予定」も
この中に入っているのかどうかもわかりません。
でも、40年という根津先生の指導実績に裏付けされた、
中身の濃いキーワード、ということは期待できます。
ムジカノーヴァ連載の最終回からは、
「言って聞かせ、伝えたいことがその場で消えてなくなってしまわないように」
そして、
「短時間でたくさんの内容を伝えることが可能になりました」
とあります。
お求めは、ちば・市川バスティン研究会まで。
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