ヤマハ YUS 1って どんなピアノ?
こんにちは、Piano Cloudの吉田です。
今日は、ヤマハ アップライトピアノ YUS 1についてご案内いたします。
さて、今まで、b113、そしてYUシリーズをご紹介してきましたが、
いよいよ、《YUS》シリーズに突入です。
カタログなどでは、「ひとクラス上の~」という表現が使われていますが、
どこが、《ひとクラス上》なのでしょう?
わかりやすいところでは、
①コンサートグランドピアノCFXと同等のハンマーフェルトを使用
②SU 7と同等のミュージックワイヤーを採用
とあります。
カタログだけではわかりにくいので、拡大した画像で見てみましょう。
YUシリーズのハンマ―
YUSシリーズのハンマー
断面が違いますよね。
YUSシリーズの方が、きめの細かいフェルトで、しっかり巻かれているというか、
別の角度から見てみましょう。
ハンマーの表面も全然違います。
次にわかりやすいのが、譜面台です。
譜面台の幅はYUシリーズと同じ、89cmですが、
YUS1、YUS3の譜面台には黒の人工皮革が貼ってあります。
もちろんトップサポートも採用して、
音の抜けを良くしています。
そして、ミュージックワイヤー(弦)
これは、目を凝らして違いを探してみたのですが、
正直、外見からは違いがわかりません。
先ずは、YUシリーズのミュージックワイヤー
続いてYUSシリーズのミュージックワイヤー
どうでしょう? どこかに、外見の違い、ありますかねぇ?
わかりませんよねぇ?
他にも、どこか、カタログには掲載されていない【違い】がないか探してみました。
そう言えば!
上前板(ピアノに向かって座った時、正面に見える板)を外した時、
YU11に比べ、YUS1の方が重いような?
これは、もしかして?
木材の品質や厚みに違いがあるのではないか?
以前、買取査定でみさせていただいた、
あるメーカーの、何とかいう品番の上前板なんて、
ビックリするくらい軽かったもんね。
Blue Guitarsから計りを借りてきて、上前板を乗せてみたところ、
YU11
YUS1
ほら、やっぱり、YUS1の方が、800gも重い!
やはり、厚みかな?と思って、比べてみると、、、、、、?
厚みは同じ。
違っていたのは、上前板の高さでした。
YU11もYUS1も本体の高さは121cmですが、
腕木の形状が違います。
YU11の鍵盤蓋を横から写すと
YUS1の鍵盤蓋を横から写すと、
ということで、YUS1の方が上前板の高さが高くなり、
その分、重くなっている様子。
う~ん、他に目で見て違いがわかる部分はないものか?
そうだ! ピアノの心臓部、響板はどうだろう?
ピアノの背面を撮影してみます。
YUシリーズ
YUSシリーズ
結論から申し上げます、
おそらく、YUSシリーズの方が、上質な木材を使っていると思うのですが、、、、
ぱっと見ただけではわかりませんでした。
が、もしかして、音が全然違うとか?
2台並べて、後ろから、響板を指の関節の外側で、
「コンコン」とノックしてみました。
左がYU33、右がYUS3です。
どうでしょう?
部分的に違うところはありますが、
明らかに鳴りが違うというところは見つけられず、、、。
カタログに記載されていない部分で、YUS 1 の魅力に繋がる要素を
何か、発見できないかとあれこれ、探してみましたが、
新しい発見は出来ませんでした。
また、調律師や、ヤマハの技術者に話を聞くことが出来たときに、
更新します。
最後はYUS 1 の音を聴いてみましょう。
よくある質問は、
一般的には背の高いピアノの方が、良い音が出る、
となっていますが、
高さ131cmのYU33と、高さ121cmのYUS1ではどちらの方が
良いのでしょうか?
これは、以前、ラインナップについて、でも申し上げていますが、
是非、実際に弾いて、聴いて、感じていただきたいと!
下に、動画を貼り付けましたが、どうか、是非、
ご自身でお確かめいただきたいと願うばかりです。
余計なお世話かもしれませんが、比較材料も。
現在、楽器センター富山には
上記の動画の3台が展示されています。
是非、お客様ご自身で、見て、触れて、聴いて、
お選びになってみて下さい。
皆様のご来店をお待ちしております。
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