【Brasstek富山 管楽器リペアブログ】ホルンロータリークリーニングVol.8
前回に引き続きホルンのロータリーのクリーニングの様子を久保がご紹介します。
今回はロータリーのオイルを注す箇所の確認をします。
前回の様子は下記からご覧いただけます。
ホルンロータリークリーニングVol.2 ボールジョイントと紐式の違い
ホルンロータリークリーニングVol.4 ルブリケーションチャネル・ロータリーシステム
ホルンロータリークリーニングVol.5 ロータリークリーニング
ホルンロータリークリーニングVol.7 ロータリーの紐の取り付け
ロータリーのお手入れ
ついでに、ロータリーはオイルを注す箇所が多くてややこしいので、
普段のお手入れの際のオイルを注す位置もお伝えします。
面倒くさくて怠けてしまいがちですが、とても大切です。
まずは、上部のキャップの中の軸にオイルを注してあげます。
ヤマハのオイルだとグレーのキャップのロータースピンドルオイルです。
今回はヘットマンのライトベアリングオイルを注しています。
一番わかりにくい個所。
下の軸のところにはアームと本体の隙間に注油。
先ほどと同じオイル。
管を抜いてローターに直接注すのは、
ヤマハでいう緑のキャップのローターオイル。
今回はヘットマンのライトローターオイル。
ボールジョイントの場合は
粘度の高めのレバーオイルを動きを見つつ注してあげれば、
より長持ちします。
レバーのバネにはレバーオイルを注してください。
(画像を撮り忘れちゃったので、代わりにレバー部の画像を載せてみました。)
オイルの注す箇所が多くて手間がかかりますが、
愛器を少しでも永く良い状態を保つために、
こまめにオイルを注してあげてください。
Brasstek富山 久保でした。
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