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Xotic Guitars(エキゾチック) の ススメ

2025/12/11 07:01:38

ヤマダです。


Blue Guitarsのラインナップは私の個人的な感覚でリコメンドブランドとしてお薦めしているものもありまして。割と日本製のものが多いのですが、その中でもアメリカはカリフォルニア州 ロサンゼルス発のXotic Guitars(エキゾチック)の魅力を同ブランドの XSC-2 ユーザーでもある私なりの言葉でつづってみようと思います。

Xotic Guitars とは

Xotic Guitars(エキゾチック)は、アメリカ・カリフォルニアを拠点とするギターブランド。1996年にロサンゼルスで設立されました。Xoticと言えば 2000年代初頭に「AC Booster」「RC Booster」「BB Preamp」などの歪み系エフェクターで世界的に高い評価を得ており、エフェクターブランドとしての印象が強い方もいらっしゃるかと思います。個人的には同社のエンベローブフィルター(オートワウ)のRobotalkをPaul Jackson Jr.が使用している動画をすごく見ていた記憶があります。(18V駆動で電源供給に難はありましたが、サウンドはピカイチでした!ディレイとアルペジエーターのサウンドも美しい。現在も所有しています。)

弊店Blue Guitarsではその優れたエフェクター群はもちろんですが、Xoticならではの視点で製作されているギター&ベースもおすすめしております。伝統的なスタイルを踏襲しながらも現代的なニュアンスを演奏性・サウンドに付与し、加えて様々な使用環境にアジャストする汎用性も考慮した使えるをギターを生み出しています。そしてヴィンテージを彷彿させるエイジドワーク(経年変化を人為的に施す加工)もXoticを語る上では外せない重要な要素です。

Xoticのギターはルックスから想像できる、単なるヴィンテージコピーではありません。
伝統的なスタイルを基本として踏襲しながらも、現代のプレイヤーが求めるレトロとモダンの良い塩梅をを高い次元で融合させているのが最大の特徴です。結果的にはトラディショナルの要素が色濃いアメリカンレトロでトラディショナルな外観を楽しみながらもヴィンテージサウンドからモダンなプレイまで懐の深さを感じられるギアです。

Xotic Guitars – CALIFORNIA CLASSIC 「XSC series 」& 「XTC series 」

Xotic Guitarsの顔ともいえる CALIFORNIA CLASSIC 「XSC series 」& 「XTC series 」
ヤマダ的な弊店見解の特徴的な要素としては以下の仕様がその独自のバランスを作っていると感じます。

・Roasted Flame Maple Neck (4A / 5A / Master Grade) & JESCAR Fret Wire
ローステッド(熱処理により木材の水分量の含有率を人為的に調整)を施したフレイムメイプル(虎杢)をネック材に使用。これによりネック材の水分含有率が下がり重量の軽量化、サウンドに全体の抜け感と低域のクリアさが付与されます。加えてジェスカー社のミディアムジャンボフレットが標準仕様で、ヴィンテージタイプの細いフレットとは違い程よいコンプレッション感と中域のウォームさが際立ちます。さらにトラスロッドは敢えてのネックエンド側からのアジャストとなっており、これはトラディショナルなサウンドを踏襲しモダンに振り切りすぎないXoticならではのバランス感覚によるもの。前述のローステッドネックと相まってXoticらしいサウンドの要がここに息づいています。指板のラジアス(丸み)も9.5Rとヴィンテージとモダンの中間的なセレクトでサウンドと演奏性(弦高設定)とが両立しやすい設計でもあります。

・Nitrocellulose Lacquer Finish & Aging (Light / Medium / Heavy / Super Heavy / Multi Layer)
ニトロセルロースラッカーのヴィンテージライクな雰囲気と薄い塗膜によるボディ材のトラッドな鳴りを強調したスペックセレクト。さらにお家芸でもあるエイジドはライトからミディアム、ヘヴィ、スーパーヘヴィと段階があり、見た目のヴィンテージ感だけでなくそのサウンドにも確実な変化をもたらします。見た目が示す通りのこなれた感じで角の取れた乾いたサウンドが特徴として強調されます。一方でネック側とのバランスで(ローステッド、フレット)ヴィンテージ一辺倒なサウンドにはなっておらず、どこか洗練されたアーバンさが特徴的です。

・Raw Vintage Springs & Saddles
スペック的には意識することが少ないトレモロのスプリングですが、このロウヴィンテージのトレモロスプリングはサウンド面、演奏性(フィール)に大きく寄与しています。大きな違いとしては5本掛けで通常使用のバランスが成立するくらい1本のテンション感が緩いスプリングであること。結果的に、良い意味で非常に微細な「たわみ」が生まれピッキング毎に細かく反応。それがサウンドと弦のテンション感の両面に粘りを与えています。一方でサドルはより伝統的なスタイルを踏襲し50.年代の黄金期を彷彿とさせ、ニッケルメッキを直接鉄にのせるという当時と同じ生産技術を活用。この弦振動の物理的な根本にもXoticの伝統と革新を融合するマインドが息づいています。

・Raw Vintage Pickups & PICKUP CONFIGURATIONS (SSS / SSH / HH / HSH / H / SS )
Xotic Guitars – CALIFORNIA CLASSICは、ロウヴィンテージのピックアップが搭載されています。思い描く温かなヴィンテージトーンを出すために南カリフォルニア「ロサンゼルス」にてハンドメイドで作られています。 西海岸のプロミュージシャンにもリファレンスをし広範囲にわたる研究から象徴的なクラシックトーンを正確に再現。

ピックアップ配列によってモデル名が XSC-1(SSS) / XSC-2(SSH) / XSC-3(HH) / XSC-4(HSH) ・・・と変化します。弊店ではその中でもハムバッカーを混ぜたXSC-2,3,4 を推しており、特にSSHのXSC-2をモデルローンチ当初よりメインにお薦めしてきました。そのRV-PAFはヴィンテージと同じプレーンエナメル皮膜銅線とアルニコマグネット、ニッケルメッキのピックアップカバーを採用。すべてのピックアップは手巻きで作られており、上質な粘りを持ちながらもレンジが広くで綺麗なハイエンドとパンチのあるボトム、クリーン、クランチ、ハイゲインなドライブサウンドとレトロからモダンまで対応します。シングルコイルもRV-50、RV-60、RV-TEとリアポジションではオーセンティックで心地よい粘り、ハーフトーンではシャープなスピード感に加えソリッド感はありつつも音増の太いミドルも含み痛くない、フロントでは甘くも太いトーンを基本としながらも音のスピード感は損なわれないためもさっり感はありません。

▼「XSC Series」「XTC series」それぞれのサウンドをBlue Guitars YOUTUBE ch.にて公開中

Allen Hinds 「Falling Up」で観る Xotic Guitarsの変遷

Xotic Guitarsが優れていることはそれを使用しているミュージシャン達がそのサウンド、そのプレイで世に伝えてくれています。その中でも代表的なギタリストにAllen Hinds(アレン・ハインズ)がいます。(この写真は2024年5月17日 名古屋 BOTTOM LINEのライブ終了後に私が撮影したお気に入りの写真!この日使用した後述するXSC-AHと)

私が彼を知ったのはこのBogner Alchemistの試奏動画だったと記憶しています。当時はXSC-2ではなく、よりモダンなXS-2を使用しています。アレンは伸びやかなトーンながら泥臭さいフィールと都会的なハーモニーが同居する西海岸のギタリスト。まさにCALIFORNIA CLASSICなレトロとモダンが同居するギタースタイル。「Falling Up」は彼の代表曲でもありライブでも必ず演奏される名曲の一つ。

2016年にCALIFORNIA CLASSICがローンチされXSC-2に愛機が変わり、MI HOLLYWOODでのFalling Up。彼の1本目のシグネイチャースペック XSC-2 LPB Heavy Aged/Alder/RM-RM (Allen Hinds) を使用したパフォーマンス。

さらにXTCからも彼のシグネイチャーとしてXTC-AHがローンチされ、同じくFalling Upでのパフォーマンス。リアシングル一発ながら多彩なトーンを操るアレンハインズのパフォーマンス。

最新スペックのXSC-AHはネックシェイプ&ラジアス&フィニッシュ(塗装)、ピックアップセレクターの配線、マルチレイヤーのボディカラーなど彼独自のスペックがより強調されたモデルになっています。

ローンチされてからまだ記憶に新しいAH Boosterは彼のシグネイチャートーンを得る上でマストな存在ともいえるXotic Effectsのドライブペダル。

偉大なギタリストとこうやってハングできることもこの仕事をやっていて良かったと思える瞬間です。

Xotic Basses – 「XJ-1T series」&「XP-1T series」&「XTB-1T series」

Xoticにはエレキギターだけでなく、エレキベースも非常に優れたギアとして知られています。4弦から6弦まで、JBスタイルだけでなく、PBスタイルやTBスタイルもラインナップ。アクティブサーキットも標準搭載し、パッシブ/アクティブの切り替え、パッシブトーンがあることもうれしいポイントです。

Xotic Effects – Guitar Effects & Bass Effects and E.W.S. Pedals

Xoticのエフェクターは常時フルラインナップで取り揃えています。姉妹ブランドのE.W.S. Pedalsもおすすめです。歪みはゲインやトーンキャラクターが違う多様なラインナップ、EP Boosterをはじめとするブースターも種類があるので、お気に入りになる1台を見つけられると思います。XW-1 ワウペダルはJohn Mayer(ジョン・メイヤー)の使用も有名で現代の名機として数えられるかと思います。筐体サイドのツマミで自身の心地よいポイントを見つけやすいのも特徴的です。E.W.S.のL.A. Chorusはまさに西海岸サウンドでMichael Landau(マイケル・ランドウ)の様なスタジオクオリティの美麗なコーラスから、深い揺れでオルタナティブでエグいヴィブラートも出力できます。

弊店Blue Guitars ではXotic(エキゾチック)のエレキギター、ベース、エフェクターを日本最大級のラインナップで取り揃えております。

試奏環境においても地方都市の富山ならではのゆったりした空間と弊店自慢のアンプウォールで試奏いただけます。

ご購入に際してのご相談(下取り、ローンなど)もお気軽にお問い合わせください。

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Hiro Yamada

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