【Repair】偉大なるローズウッド。
水上です。
最近巷でなにかと話題のローズウッド。
今回はそのローズウッドを使用した色んなリペアの一部をご紹介!
こちらはフロイドローズのブリッジから6点支持のシンクロナイズトレモロブリッジへ交換の一コマ。
全体を見る限り、おそらくフロイドローズの前は2点支持のトレモロが乗っていたご様子。
0フレット側も、ロックナットから通常のナットへと変更。
ロックナットを取り付ける際に加工された0フレットに再度ローズウッドを貼り、復活させます。
ローズウッド材を接着。
この段階ではとても同じ種類の木材とは思えない色の差。
ナット取り付け溝や、全体を刃物やサンドペーパーで加工していきます。
そして貼り付けたローズをはじめ、全体の色合わせや風合いを合わせると・・・
ばっちりフィット!
続いて別の楽器。
こちらは完成後の写真。
実はこのローズウッドのジャックプレート。
元々は直にジャックがついていたところに僕がプレートを後付けしました。
なんでこうなったかというと・・・
プラグが刺さったまま転倒されたそうで、持ち込まれたときににはジャック周りのメイプル材が粉砕。
相談の結果、メイプル材かつ積層材ということもあり破片(無くなったものもあり)を接着で完全に綺麗に・・・
というのはコスト的に断念。
よくアコースティックギターのトップ材割れ・亀裂の補修の際には、内側からローズウッド材などでパッチをあて、補修する事があります。
今回はそのパッチのローズウッド材を表に行い、かつジャックプレート風に演出。
粉砕箇所を出来うる限り接着。
↓
ジャックプレート製作。
↓
プレートの取り付け位置の塗膜を剥がし、接着。
↓
ピックガードやブリッジの木台のローズウッドと色味を合わせると・・・
さも、もともとこのような仕様です。
と言わんばかりの出で立ち。
mizukami
タグ: Repair
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