【Customize】型の案内人
水上です。
久々のカスタマイズ。
最近は店頭でカスタムの相談も増え、お客さんとあーでもないこーでもないと言いながら戯れる日々が続いております。
そんな中お持ち込み頂いたのはコチラ。
に・・・
出ました!
EMGピックアップ。
ザックワイルドモデルです。
男心くすぐるパッケージの中には・・・・
これまた男心くすぐられっぱなしのパーツ達が鎮座。
今回のピックアップはアクティブタイプ。
=9Vの電池の力が必要です。
しかし、、、
こちらのお部屋にはポットが計3つ。
電池さんが住み込めるスペースなどございません。
無いものは作りましょう!
ということで使用するパーツがコチラ。
いわゆるバッテリーボックス。
ボディ側にはこれを収納する為のスペース、ザグリが必要です。
ザグリ加工を施す為の機械がこのルーター。
中央の刃が回転し対象を切削、深さを制限する事でザグリを掘る事が出来ます。
ザックリ言うと、コチラのブログで登場したトリマーの大きいバージョン。
しかし、ただこのままボディにおいてスイッチを入れるだけでは刃が縦横無尽に駆け回り大変な惨事に。
そこで役に立つのがテンプレートガイド。
刃物があるところを下から覗くとこのような構造。
刃を囲むようにパイプ状のテンプレートガイドと呼ばれるでっぱりがあります。
こちらはハムバッキングピックアップのテンプレート(型)ですが、テンプレートガイドがこのテンプレートに沿う事でならい加工が出来るというスグレモノ。
正に、型の案内人!
シングル→ハムバッキングピックアップの加工もお任せください!
テンプレート通りに加工出来るのではなく、テンプレートガイドは刃の外側にあるので、
実際出来上がる形はテンプレートより一回り小さくなります。
つまり、目的の寸法より使用する刃とテンプレートガイドの半径の差分大きなテンプレートを作れば、掘りたい形のテンプレートが出来上がります。
ということでテンプレート製作。
完成!
念のため出来上がったテンプレートを他の木材で試します。
テンプレートより一回り小さな穴があきました。
実際にパーツを置き確認。
そして本番・・・
ギターにテンプレートを貼っていきます。
試し堀りと違って相手は塗装面・・・
細心の注意が必要です。
懐かしき木材の匂いに包まれながら無事綺麗なザグリが出来ました。
バッテリーボックスからコントロールキャビティへの配線穴も加工します。
ここまできてしまえばソルダーレスのEMGは作業が早い。
パズルのように説明書を見ながらソケットを差し込み完成です。
ルーターで出来るカスタマイズは今回のパーツスペースの増設の他にもたくさん。
・シングルコイルのザグリ→ハムザグリ
・シンクロナイズドトレモロ→フロイドローズ
・アームアップリセスザグリの追加
・交換等に伴うブリッジの落とし込み 等々
お気軽にご相談ください!
mizukami
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