【Customize】恐るるに足らず。

水上です。

紹介や口コミで新たに依頼が増えるのは大変喜ばしいこと。

そんな中お持ち込みいただいたのは、ネックからボディまで惜しげもなくウォルナット材を使った上品な家具のようなこのギター

ご依頼内容は・・・

●フレットのすり合わせ。

●ブリッジ交換。

●現在のピックガードを白3Plyから黒3Plyへと交換。

と、盛りだくさん。

まずはすり合わせを終わらせ・・・

ピックガード製作へ

一見して一般的なストラトタイプですがコントロールノブが2つだったりと、ストラトタイプのピックガードをひょいと買ってつけて・・・

と、そう簡単にはいかなそうでしたので一から削りだす事に。

コレがピックガード材のプレーンな状態です。

黒白黒の3層の板材です。

元のピックガードを元に罫書き。

現在赤色部分のブリッジ付近は、、、

元のピックガードがなにやらボロボロでしたので後ほど新しいブリッジに合わせて罫書くことにします。

切り出しから削り出しです。

以前、厚さ5mm 高度6Hのアクリルと戦った僕にとっては恐るるに足らず。

サクサクです。

外周加工後、3層の材を魅せる為、斜めに削りだします。

写真もサクッと進んでおりますが、この作業がなんとも難しい。

３層のラインをキレイに出す為には、均一な角度で加工面のうねり・歪みの無い加工精度を必要とされます。

そしてブリッジ付近の加工。

新しく載せ換えるブリッジを元に罫書き。

ここも難所。

手を抜けるところがありません。

ネックポケット周り、ピックアップ周りや各パーツ穴をあけ、（まだの部分もありますが）

チラリとピックガード全体のお披露目。

一から削りだすと、渡してしまうのが惜しいくらいの愛着が・・・

次回はいよいよギターに組み込みです。

つづく

mizukami

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