Jam Ka Deux – 小沼ようすけ氏にお会いしてきました。
山田です。
楽器フェア2016のことはもう少し書きたいのですが少し休憩・・・
本日は11月25日・・・、一昨日の11月23日は小沼ようすけ氏の新譜「Jam Ka Deux 」のリリース日でした。
今そのアルバムを聴きながらPCに向かっています。
楽器フェアより1週間後の 11月13日(日)・・・
Kaki’s Kitchen BASSAにて行われた、小沼ようすけ氏とTOKU氏のDUOライブに伺ってきました。
長年のお付き合いのお二人ならではの、阿吽の呼吸が感じられるライブでした。
セットリストも特に決めず、その時の雰囲気と気持ちで曲をどちらからでもなくはじめ、そして二人で音で会話をするように曲を紡いでいく様は、ごく自然で何でもない出来事のようで、しかし現実と非現実が入り混じる感覚を覚えました。前回拝見させていただいた、塩谷悟氏とのDUOライブとは違い会場が小さかったのもあり、より身近にその空気に触れられました。新譜からの曲も演奏されより嬉しい内容でした。
終演後に小沼ようすけ氏と最近の使用ギアについて色々と伺えました。
この日はウエストビルのアーチトップとお馴染みエチゼンギターズのガットの2本を使用。TOKU氏とのDUOの場合はウエストビルとの相性が良いとのこと・・・。Abe Rivera やGibson / ES-275、Style-N Nishgaki Guitars / Arcus n’s など弊店でもリコメンドしているギアも含めて、様々なギターをお使いですが、小沼氏的にはどれが優れているというわけではなく、それぞれにイメージするサウンドとシーンがあってそれをそのシーンや共演する人の個性とならべて選ばれているとのことでした。そして、これらは数々のギターを触って来られた現在までで、手元に残すべきギアたちとのことでした。
グアドループの民族音楽グオッカの太鼓・・・Kaをフューチャーした前作のJam Kaの続きとも言えるコンセプトアルバム。
今回の新譜「Jam Ka Deux 」の中に1曲のみStyle-N Nishgaki Guitarsを使用して収録された曲があります。Duo Ka・・・シタールのような響きのサウンドはフレットレスのStyle-N Nishgaki Guitars / Arcus n’s – Akita Cedar をDADGADのチューニングで演奏されているもの。(上記画像左のギター)
曲名の通り、Kaとデュオでの演奏曲・・・
そして撮影当時は製作途中だった画像右ギター・・・前回塩谷氏とのDUOのときに小沼氏にお会いしたときに、小沼氏がもう1本所有する52mmのナット幅のArcus n’s – Sunset Burstについて色々意見を伺いました。なぜ52mmなのか?どういった意図があるか?など・・・その結果、山田がインスパイアされたスペックをルシアーの西垣氏とともにビルドしたのが、47mmのフィンホールのヴァイオリンのバーストカラーのArcus n’sでした。スプルーストップにスパニッシュシダーのサイド、ホンジュラスマホガニーのバック、フレイムメイプル3ピースのネック。
Arcus n’s – Sunset Burst
52mmのナット幅にフィンガーレスト、バルトリーにのピックアップなど小沼氏のアイデアが幾多にも盛り込まれたスペック。
今回のライブ後に完成した47mmナット幅のギターを弾いていただきました。
Style-N Nishgaki Guitars / Arcus n’s – Fin Hole
現在、ご自身所有のArcus n’s – Sunset Burstもさらなるアップデートを施すべく、ルシアーの西垣氏の工房へ戻しておられるようで、47mmのネック幅も非常に良い印象を持っていただけたようです。トマスティックの11からのセットでセットアップしてあったので、小沼氏にはテンションが緩いかな?と心配だったのですが、ちょうど良いともいっていただきありがたかったです。長い時間に渡ってチェックをしていただけたことが非常にうれしく思いました。
弾き終わられた後も、色々とアドバイスやご自身のギターに対する考え方、音楽との向き合い方など、非常に興味深い話を聞かせていただきました。小沼ようすけ氏の一ファンとしても贅沢な時間でした・・・。
小沼氏とStyle-N Nishgaki Guitarsとのリレーションはゆっくりと時間をかけて行われています。
作り手と弾き手が呼応する崇高なギアになるべく、そのポテンシャルを今まさに高めています。
そして、良い時期に小沼氏とBlue GuitarsでStyle-N Nishgaki Guitarsの可能性を示唆することができれば良いなと思っています。
まずはその片鱗ともいえる、今回のJam Ka Deuxに収録されたStyle-N Nishgaki Guitarsのサウンドに触れてみてください。フレットレスのアーチトップという、他に類を見ない特異な楽器・・・だからこそ可能性に満ち溢れたサウンドを感じられます。
※この画像はフレットレスに変更される前のArcus n’s – Akita Cedar
今回のアルバムはES-275,Echizen Guitarsのガット、Style-N Nishgaki Guitarsのフレットレス・・・
この3本のみでパリにてレコーディングされています。
小沼氏の新しいトレードマークともいえるES-275は特に全編通して最も使用されており、Gibson/ES-335と共にあった小沼氏の日々が垣間見えます。
Gibson / ES-275
アルバムやレコーディングについての詳しいインタビューが12月号のギター・マガジン、JAZZ LIFEに掲載されています。特にギター・マガジンはCD付きですので必聴です!
インタビューの中でルシアーの西垣氏について、小沼氏が語る文面もございます。
そこはぜひ誌面でチェックしていただければ幸いです。
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タグ: Style-N Nishgaki Guitars, フォトレポート, 小沼ようすけ
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