【Repair】弦はケチるべからず。

水上です。

今回はフレットのお話。

古いギターでよく見られるフレットのくすみや錆。

くすみや錆が発生してしまうと表面がザラザラとしてきます。

見た目にも分かりやすいですが、チョーキング時に引っかかる感触があるので経験がある人も多いはず。

しかしこのくすみや錆。

ただ弾きにくくなるだけではないのです。

ザラザラとしていると、弦とフレットの摩擦が増えます。

この摩擦が大きい状態で弦とフレットがお互いに擦れてしまうことで弦の消耗、さらにはフレットの摩耗に繋がります。

逆に、錆びた弦を使っているとそれだけフレットの減りも早くなります。

弦代をケチッていると楽器の寿命を縮める結果になることも。。。

そこでフレットもメンテナンスが必要です。

くすんできたらピカピカに磨く。最初の写真の状態から磨きあげたのがこちら。ちなみに僕は自分の楽器だと弦交換のついでにセットで行うのが日常になってます。

おお・・・

神々しい。

ピカピカになる事でスムーズな運指が可能になりますし、フレットも弦も長持ちします。

ただ、、、

ピカピカなフレットの方が利点が多いは確かなのですが、ビンテージ楽器の場合、外観上フレットだけピカピカだと不自然との理由であえて行わないことも。

ビンテージもメンテナンスも大好きな僕にとっては究極の選択です。ビンテージもってないけど。

mizukami

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