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SAITO GUITARS – 齋藤楽器工房

2016/04/04 04:04:52

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SAITO GUITARS / S-Seriesが好調な齋藤楽器工房。
※弊店でも随時オーダーを受け付けております。 ⇒SAITO GUITARS セレクトオーダーについて

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齋藤楽器工房は、20年以上にわたりリペアやOEMの製作に携わってこられ、その経験をもとにODMの製作に着手されたのは、実はここ数年の話・・・

※人気カラーMorning Gloryの元になったカラー
※人気カラーMorning Gloryの元になったToprockのカスタムモデル

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2014年の楽器フェアで私、山田がはじめて触った アーチトップのSaito M-seriesやSaytone 4弦ラップスチールから、当店Blue Guitarsと齋藤楽器工房のリレーションがスタートしました。

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M-Seriesの革新的な要素や日本人ならではのクラフト技術、そして単なる安売りでないコストパフォーマンスに優れた企業努力・・・非常に共感を得たことを覚えています。

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そして2015年春、満を持して発表されたSAITO GUITARS / S-Seriesにより認知を広めています。※2015年5月にはじめての入荷時

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齋藤楽器工房

決して大きな工房ではありませんが、私はそこが非常に好きな要素でもあります。

 

・・・

 

Blue Guitarsのある富山には、弊店でも取り扱いのある・・・押尾コータローさんのギターも製作しているSUGITA KENJI GUITARSの杉田健司 氏をはじめ、Fujii Guitars 藤井圭介 氏、Ogino Guitars 荻野裕嗣 氏など・・・フラットトップのアコースティックを製作する名工と言われるルシアーが多数おられます。

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皆さん、お一人でギター製作と向き合い、ご自身がクリエイトする唯一無二のスタイルを確立されておられますが、常にその研鑚には余念がありません。

 

 

少数精鋭・・・イメージを具現化するまでのフローが早く、細やかなオーダーについても柔軟・・・ですが自身の核はブラさない。そして新しい試みに素早くチャレンジする体制は、大きなファクトリーメーカーではなかなか成しえない。個性がより尊重される現代にマッチングしているスタイルとも思えます。

 

 

 

そんな齋藤楽器工房の製作フローにはいくつかの特徴があります。

 

S-Seriesの製作理念をもとにご説明します。

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まずは、ハンドクラフトに固執しすぎないこと・・・

NCルーターを使用してのマシンニングに頼ることのデメリットがない部分は積極的に活用し、その結果、少人数でのある一定数の生産が可能となり、材やパーツの質を落とすことなくコストパフォーマンスを手に入れています。

もちろん職人の手によって細やかな仕上げが施されていることは言うまでもありません。

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次に、様々な要望を積極的に取り入れる姿勢がありながらも、ギターの本質的な部分は変えられないこと(核は変えないこと)・・・・
セミオーダー的な感覚で、ボディ・フィニッシュやピックアップ・レイアウト、パーツカラーなどが選択できるセレクトオーダーがS-Seriesの大きな特徴ですが、フレットサイズ/種類の変更、スケールの変更、ナット幅やブリッジなど弦間ピッチが変わるような変更などは、申し訳ありませんが承っておりません。

 

設計段階でサウンドやフィールの緻密なマネジメントが行われており、製作者のアイデンティティがそこに根付いているためです。それだけ自信を持ったギアであるという主張だと私は感じます。

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そして、ピックアップやブリッジ、ネックプレートまでも自社にて製作・設計し、総合的な親和性を高めていること・・・

 

Saytone(サイトーン)のピックアップがCrews Maniac Soundのギターに採用されていることは有名ですが、名前からもわかる通り、斎藤楽器工房にて自社で製作されています。歪みのノリが良いSaytoneですが実はそんなにハイパワーではなく、マグネットも伝統的なアルニコⅤを使用しています。先にあったように全体的なバランスでこのサウンドを獲得しています。

 

S-622、S-722やS-622JMCなどのスケールが647mmのギターの場合は、Gotohのブリッジを使用していますが、MS(マルチスケール/ファンフレット 648-686mm )のS-624MS、S-724MSなどのブラス製ブリッジプレートなどは自社のデザインによるものです。マルチスケールのモデルは、低音弦の強めのテンションにより、ソリッドで立ち上がりは早いながらも深さのある低音と、それに引っ張られない丁度よいフィールの高音弦のテンション感、そして安定したオクターブ・ピッチの恩恵を感じられます。それもこのブリッジによる部分が大きいと思います。

 

ネックジョイントに使用されるプレートも、5mmのアルミ削り出しによるものです。ジョイント部分もその厚み分落とし込みがなされ、ハイフレットへのアクセスの際のストレスを軽減し、4本のビスが均一な圧力によってジョイントされることにより、従来の締め具合によるサウンドのバラツキを殺しつつ、ネック、ボディを理想的な状態で接合させることも目的としています。

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総合的にSAITO GUITARS というオリジナリティを構築する上で、ビルダーの強い思いが根付いていることが感じられます。伝統を重んじつつも、変化を恐れずに独自の価値を創造していく様を間近で見ていると、こちらも想像力を刺激されます。

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結果生まれた・・・オリジナルカラー

Grand Prismatic Springをイメージした Yellowstone
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同じく、御影石に見立てたオリジナルカラー Granite Color・・・

Open PoreのRed Granite

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Closed PoreにGloss FinishのTurquoise Granite

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木材の導管・師管(pore)をどう処理するか?

これによってギターの表情を変えられることもS-Seriesのひとつの特徴です。

 

▼クローズドポア・フィニッシュ
杢目に塗料吸いこみ防止のための「との粉」を塗り込んだうえで塗装を行います。これにより、塗装面の平面が出来上がり、滑らかな仕上がりとなります。S-622の標準仕様となっています。

 

▼オープンポアフィニッシュ
との粉を使用せずに塗装を行うため、杢目がより立体的に強調されます。見た目にも、触り心地にも、木材の魅力をそのまま感じられる点が特徴です。アッシュ材でのスペシャルフィニッシュとなっております。

 

カラー及びフィニッシュの選択はボディ材によって選択肢が異なります。ギターを構成する大きなファクターのひとつであるのが木材です。木材がギターに与える魅力は、音色だけに留まらず、その姿にも現れます。

 

 

初期からのデフォルトカラーである5つのThin Matte Finish(Closed Pore)・・・エレキギターにはあまりなかったアースカラーも採用しており、ここにもSAITO GUITARSのマインドが息づいています。ここが原点であり、ブランド創生から1年ですが変わらぬ人気の高さを誇ります。

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これからも齋藤楽器工房 – SAITO GUITARSとBlue Guitarsは、エキサイティングなリレーションを行っていきます。

 

ご期待ください! ※ニュープロジェクト始動中です。発表ができるようになりましたらBlogでご紹介させていただきます。

 

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2016年4月 齋藤楽器工房にて

 

▼当店Blue Guitarsが製作したSAITO GUITARSのモデル別の比較動画です。ぜひご覧ください。

 

▼SAITO GUITARSの在庫リストはコチラmaker_5

 

▼SAITO GUITARSのセレクトオーダーについてはコチラmaker_9

 

 


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Mail:blueguitars@kaishindo-music.co.jp

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