【Martin】000とOMのサウンドを比較してみた!【試奏動画あり】
竹山です👨🦰
先月上げたMartin と Taylorの比較Blogに引き続き今回も気になる2本を比較していきたいと思います。
↓先月アップしたBlogは下記リンクから↓
今回のBlogでは、 「Martin」の中から似てるようで全く別物なギター「000-28」と「OM-28」を比較していきます。
早速ですが、比較するギターのご紹介を…
Martin 000-28 Standard
D-28がドレッドノートのベストセラーなら、000サイズの中で最も人気を誇るのがこのモデル。
トップはシトカスプルース、サイドバックにはインディアンローズウッドの1本です。

Martin OM-28 Standard
近年フィンガーピッカーなどに好まれているOM(オーケストラモデル)サイズ。初めて製品化されたのは時には非常に画期的なモデルとなっていたそうです。
こちらもトップはシトカスプルース、サイドバックにはインディアンローズウッドの1本です。

こちら2本を比較していこうと思います。
サウンド編
スペックだけで見るとなかなか違いが見つかりにくい「000-28」と「OM-28」。
まずはわかりやすくサウンドから聞いて頂きたいです。
指弾きから始まるコチラの動画、 ローズウッドらしい輪郭もありながら、まろやかな低~中域が特徴的です。
個々の帯域に音の情報がぎゅっと詰まっているような印象を受けます。
ピック弾きの際には伸びのある「000」サイズらしさを感じます。
高音の出方もさることながら、中低域の飛び出し方にブルージーな雰囲気を感じます。
それでいて一音一音の分離感もあり、シグネチャーモデルも出ているエリッククラプトンのようなシンプルながらも歌心のあるフレーズを奏でる際には気持ちよく鳴ってくれるギターのように感じます。
こちらも指弾きからのスタート。
くっきりとし張りのあるサウンドが基本となりながらも弱くピッキングした際の音色の柔らかさが絶妙。
自分のピッキングに対してしっかりとついてきてくれる余裕を感じます。
ピック弾きの際にものその余裕は健在。
低域から高域までバランスよく、きらびやかなMartinトーンを奏でてくれます。
「000」に比べるとサウンドにもテンション感があるのが特徴的です。
はっきりとした発音で、ローポジション、ハイポジション問わずソロプレイが映えるサウンドです。
同じボディシェイプでもサウンドの違いがある事が分かりました。
それでは実際に違う点を確認していきます。
歴史


「000」は1902年に誕生したギターです。
Martinと言えば忘れてはいけない「ドレッドノート」は1931年からの生産なのですごく歴史の長いギターとなっております。
もともとは12フレットジョイントのクラシックギターのような見た目のギターでした。
元からあるギターを進化させ生まれた流れがあります。
「OM」の始まりは1929年。「000」の登場から20年以上たってからの登場となっております。
当時12フレットジョイントのギターが主流の中、ギター・バンジョー奏者であるペリー・ベクテルが「バンジョーのような長いネックのギターを作ってほしい」というカスタムオーダーがきっかけとなり製作されたことがきっかけです。
バンジョーとアコギを掛け合わせ生まれたギターというわけです。
スケール


「000」のスケールは632mm。
比較対象の「OM」や「ドレットノート」と比べると13mmほど短く、もう一つのスタンダードとも言われる「Gibson J-45」よりは少し長め。
実際触ったテンション感も「OM」よりも柔らかく演奏のしやすさは感じます。
中低域の飛び出し感はこのテンション感によるものと推測します。
「OM」のスケールは645mm。
ドレットノートと同じ長さで、比較対象の「000」より13mm長く、もう一つのスタンダードとも言われる「Gibson J-45」よりはかなり長め。
実際に触ったテンション感はそれなりにあるものの、小さめのボディもあってかキツ過ぎる印象はございません。
全体域バランスよく、発音がはっきりしているのはこのスケールの恩恵と言えるでしょう。
ピックガード


ルックスの面でも違う部分がございます。
000のピックガードはサウンドホールの右上までロゼッタを囲むような形で取り付けられています。
OMのピックガードはサウンドホールの中心あたりまで、ロゼッタを囲む形で取り付けられています。
ぱっと見で区別を付けられる違いはピックガードくらいです。
まとめ
非常に似た「000」と「OM」ですが、少ししか違わないスケールによって大きく音が変わることが分かって頂けたと思います。
ボディサイズや素材が変わると音が変化するのは有名ですが、「スケール」という観点でギターを選んでいただくのも面白いかもしれません。
個人的には、
- テクニカルなプレイと暖かいサウンドが好みの人は000
- パワフルなサウンドとバランスの良いトーンが好みの人はOM
がお勧めです。
今なら2本とも店頭にストックがございますのでお近くの方はぜひ弾き比べしてご体感していただければと思います。
今回ご紹介したギターは下取り等ご利用されて賢くお買物される方が多いです。
現在、Red Guitarsにて行われているキャンペーンをご紹介して、本Blogの締めとさせて頂きます。
買取・下取り強化中!! 【高価買取り実施中!!】

お使いになられていない楽器は当店にお任せください!!
楽器の売却をされたことのない方もご安心ください。買取専門スタッフが手順も含めて丁寧にご説明いたします。まずはお気軽に、お電話、問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。
もちろん、店頭へ直接お持込みも大歓迎。Red Guitarsにて販売中の楽器ご購入時にお手持ちの楽器をお売りいただける場合には通常の買取り査定額よりさらにアップ査定をいたします!!
詳しくはお電話、下記Web査定フォームよりご連絡ください▼▼
Red Guitarsではストックされておりますギターの試奏動画をアップロードしております。
アップされていないものぜひお気軽にお問い合わせくださいませ!
ご相談・ご不明点がございましたらお気軽にスタッフまでお申し付けください
