【レビュー】Takamine TDP500-6 DBS【夏音2017】
吉田です。
Takamine
TDP500-6 DBS
毎回即完売の限定生産モデル、ファン待望の6連ペグヘッド仕様!
初のブルーサンバーストカラーにも注目です。
タカミネギターは岐阜県にて製造される品質の高い作りで塗装も含めて堅牢性が高く、その信頼性の高さから国内外のアリーナクラスのツアーアーティストにも愛用されています。
トラスロッドの両サイドにネックの補強材であるサイドビームを仕込み、また順反り、逆反り両方向への対応が可能な2ウェイトラスロッドを採用。
各弦のオクターブピッチを整え和音を美しく響かせるダブルサドル、手首に負担をかけず、演奏しやすい左右非対称グリップ形状などタカミネが築き上げた仕様も高評価の要因のひとつ。
500シリーズは高峰の代表機種にして最高傑作のベストセラー。
充分なボディ容積を確保しつつ、大きさを感じさせないスマートなルックスが持ち味。サイドバックにマホガニーに音質特性の近いサペリを採用しておりボディ形状と相まってバランスに優れたドライで明瞭なトーンは、特にストロークを多用するフォークやロックなどアグレッシブかつエネルギッシュなサウンドメイクに大きな力を発揮します。
さらにトップ&バックは単板、サイドが合板という仕様。妄信的にオール単板が過信されがちですが、近年のルシアーメイドものでもこのサイドのみ合板に拘る製作家もいらっしゃいます。サイドの強度が高いことで音が前に飛ぶ、押し出しが強くなるといった効果があり、本器の容積はドレッドノートと同等のため生音でも粒立ちの良い豊かな低音と音量が得られるので、通常のドレッドノートに抱えづらさを感じる方にもおすすめです。
搭載プリアンプは真空管内蔵のTDP。
サウンドメイクのコツはVOLを最大に、基本の音量はアンプ側で決めノッチつまみをゆっくり回しハウリングがなくなるポイントで止めます。
EQについてはタカミネの場合、カットの方向で音作りをすすめると好みのトーンが作りやすいです。アンプなどの環境によってはギター側のEQを最大限カットしても 使える音 になります。チューブ特有の温かみと飽和感がダイナミックなストロークにマッチします。
材の関係から不定期で限定でのみ生産される片連ペグのヘッドストックモデル、毎回完売のためぜひお早めにご検討ください。