Verne Q.Powell(パウエル )の魅力【フルーティストが好んで使用するアメリカンフルート】
Verne Q.Powellフルートのおすすめポイント👇
- 日本製フルートでは感じることのできない、豊かに響く中高音域
- 早い運指の曲でも、一つ一つの音をしっかりと再現する操作性の高さ
- 鳴らしやすい頭部管はこれからのフルートの上達を徹底サポート
- 品質が高くエントリーモデルからトップフルーティストも認めるハイエンドモデルまで多数存在
Verne Q.Powell History
Verne Q. パウエルが1880年に宝石商の家に生まれました。彼は子供の頃から彫金の技術を学び、フルートに興味を持っていました。1910年、シカゴでフランスのフルーティスト、ジョージ・バレルの演奏会を聴いたことで銀のフルートに魅了され、フルート製作の道に進む決意を固めました。
1913年、パウエルはウィリアム・ヘインズ社に招かれ、銀製フルートのチーフ・クラフトマンとなりました。1926年には独自の小さな工房を設立し、1927年にはVerne Q. パウエル・フルート社を創設しました。パウエルはフルートの音色、スケール、メカニズム、フォルムなどの改良に取り組み、革新的な進化を遂げました。
パウエルフルートは最初に作られたフルートから評判を呼び、トッププレーヤーたちによって愛用されるようになりました。Verne Q. パウエルの卓越したクラフトマンシップは現在でも高く評価され、パウエルフルートは優れた品質と美しい音色で知られています。
Verne Q. パウエルの情熱と才能によって築かれたパウエルフルートの歴史は、フルート製作の世界において永遠に語り継がれるでしょう。
公式サイトのパウエルフルート紹介動画もぜひご覧ください
Powell flute
パウエル伝統のサウンド
パウエルフルートは一般的な国産フルートとは異なり、音の質感や特徴を決める基本周波数の倍数である「高次倍音」を多く含んでいます。この高次倍音は人間が好む楽器の音として好まれるとされており、パウエルフルートのサウンドは「遠く良く響く」といった特徴があります。
パウエルフルートの音色は、一般的にヘインズフルートの「女性的な優しいサウンド」と対照的な「力強い男性的なサウンド」と喩えられることがあります。ただし、この印象は聞く人によって異なる場合もありますので、イメージとして捉えてください。パウエルフルートは長い歴史を持ち、その音色はリアリティに富んだ特徴として知られています。
ホールで鳴らしても周りに負けず自分の個性を主張できるパウエルフルートはたくさんのフルーティストの相棒として人気を博しています。
自分に合った1台を“選べる頭部管”
パウエルフルートの大きなメリットの一つは、購入時に数多くの種類からお気に入りの頭部管を選ぶことができることです。
ルミナ: 繊細なブレスコントロールと輝かしい音色を兼ね備え、奏者の感情や表現を自由に表現することができます。
ソロイスト: 優れたフォーカスを持ち、多様なニュアンスを表現することができます。ソロ演奏に適した優美で多彩な音色が特徴です。
フィルハーモニー: 安定感があり、全音域でバランスの良い伸びやかな音色を持ちます。オーケストラやアンサンブルでの演奏に適しています。
ヴェンティ: 豊かで上品な響きを持ち、優れたコントロール性が特徴です。表現力豊かな演奏が可能であり、繊細な音色を求める演奏家に適しています。
これらの頭部管は、演奏スタイルや個々の好みに合わせて選択することで、理想的な音色を実現することができます。パウエルフルートのユーザーにとって、このような選択の自由は大きな利点となっています。
独自の金属技術「オーラマイト」
1986年、パウエル社は金と銀を金属的に合致させた革命的な材料を開発しました。この材料はフルートの素材として採用され、Aurumite(オーラマイト)と名付けられ、特許も取得されました。オーラマイトはパウエルのトレードマークとして登録されています。
オーラマイトは、ハンドメイド・コンセルヴァトリーモデルに使用されており、外側は9Kゴールド、内側はシルバーで構成されています。また、ハンドメイドオーラマイトには内側が14Kゴールド、外側がシルバーのバージョンや、ルビーオーラマイトと呼ばれる内側がシルバー、外側が14Kゴールドのバージョンもラインアップされています。
オーラマイトを使用することで、金と銀の相互作用により、パワフルで深みのあるサウンドが生まれます。金と銀の結合は、チューブが作られる前にブレージングと呼ばれる特殊な工程で行われ、分子レベルで結合するため、非常に強固で剥離や隙間の発生はありません。
これにより、オーラマイトフルートは独特の響きを持ち、金フルートの力強さと銀フルートの柔らかさが絶妙に融合した音色を奏でます。
上級者向けのモデル!?
かつて主流だったオールドパウエル時代では、伝統的なサウンドに多くのファンが存在しました。しかし、一部の人々からは重く息が入りにくいという意見もあり、初心者にとってはコントロールが難しいとされるプロフェッショナルなフルートとされていました。
しかし、パウエルは技術の進歩によりこれらの課題を克服しました。軽い息で演奏することができるモデルが増え、プロからアマチュアまで幅広い人々がパウエルフルートのサウンドを楽しむことができるようになりました。
現在では、入門モデルとして「Sonare(ソナーレ)」と呼ばれるフルートも登場し、初めてフルートを始める人たちもパウエルからスタートすることができる時代となっています。これにより、より多くの人々がパウエルフルートの魅力を体験することができるようになりました。
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Verne Q.Powell Flute おすすめ機種
Sonare PF-505 -頭部管銀製-
“楽器が鳴る”といった感覚を覚えれる1本
パウエルユーザーである私、スタッフ吉田にとって、初めてフルートをお持ちになる方にぜひともおすすめしたいのが、「ソナーレ」モデルです。
このフルートは価格帯に似合わない、鳴りきった時の力強さと艶やかなサウンドが魅力です。特に3オクターブ目の音域に入っても音が細くならず、しっかりと響きます。そのため、大人数での合奏が多い学生の方々でも自分の存在をしっかりと主張することができるでしょう。
ブラステック白山では、常時このモデルを展示しておりますので、ぜひお越しいただいて試奏してみてください。その素晴らしいサウンドを体験していただけることを楽しみにしています。
Signature -総銀製-
クオリティースタンダード(品質基準)を備えたモデル
ムラマツ「DS」への買い替えを考えている方や既にお持ちの方には、ぜひ「シグレチャー」モデルを試奏していただきたいと思います。
このモデルはアメリカンフルート特有のサウンドクオリティと、パウエルらしい中高音域の響きと存在感を持っており、国産フルートとは異なる魅力を感じることでしょう。
ぜひ、当店にお越しいただき、パウエルのクオリティースタンダードとして知られるこのモデルを試奏してみてください。きっと新たな魅力に出会えること間違いありません。
ハンドメイド・コンセルヴァトリー Aurumite(オーラマイト)-外側 9K Gold 内側 silver-
特許技術を使用したPowell を代表する1台
このモデルは外側が9Kゴールドで内側がシルバーという特殊なデザインを持ち、パウエルフルートの代表的な伝統モデルであり、長い間人気を誇っています。
個人的には、通常のゴールドフルートに感じる重みのある吹奏感とは異なり、シルバーの爽快な吹奏感を味わいながらも、ゴールドフルートの華やかなサウンドを体感することができます。ゴールドフルートでは満足できなかった方や、通常の9Kモデルでは物足りなさを感じた方には特におすすめです。
ぜひ、このモデルを試奏してみてください。その魅力を存分に感じていただけることでしょう。
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