【ブランド紹介】フランスの金管ブランド、アントワンヌ・クルトワ とは?
アントワンヌ・クルトワは200年以上にわたり金管楽器を製造している由緒あるブランドです。
1789年から軍楽隊のトランペットの製造を行なっており、1803年に会社として設立されました。
1789年というとフランス革命が始まった頃です。
ルイ16世の絶対王政が倒される最中となるので激動の中で産声をあげたブランドと言ってもいいでしょう。
歴史を感じますね。
アントワーヌ・クルトワの父親は、フランス革命時にパリのマザラン通りに家族経営による初の楽器製造工場を設立します。この場所は、サンジェルマン・デ・プレのラテン地区として知られています。ベルリンに展示されているナチュラルホルンや、パリ音楽院美術館にある騎兵隊のトランペットが、この時代のクルトワの楽器作りを物語っています。
パリ音楽院美術館にある騎兵隊のトランペットは、1799年にナポレオン・ボナパルトがサン・ジョン・ダクレの包囲戦に派遣した議会士官が所有していたものと言われています。
他の金管楽器ブランドの設計とは異なる独自性の高い設計、製造の技術は代々受け継がれ、2015年にB&Sに業務継承するまでフランスのアンボワーズの工場で楽器製造を行いました。
ヨーロッパ最大手の管楽器ブランドであるBUFFET CRAMPONの傘下に入りB&Sがクルトワの楽器製造を引き継ぐ形となり現在はドイツの楽器作りの街、マイクノイケルヒェンで作られていますが、クルトワブランドの楽器は今でもそのクオリティとアイデンティティは変わりません。
それはB&S社の楽器製造の技術、クルトワブランドへのクランポンとB&Sの敬意がそうさせているのでしょう。
バックやシルキーほどの知名度はありませんがそれに負けないほどの歴史と確かな技術を持っているブランドです。
特にトロンボーンの分野においては『トロンボーンの中のトロンボーン』と称されると程にファンが多いです。
トロンボーン界レジェンド=ミシェル・ベッケやニューヨークメトロポリタン歌劇場管弦楽団のトロンボーン奏者ウェストン・スプロットも愛用するブランドです。
Antoine Courtois Trombone Line Up
AC421MBHRA
トロンボーンの中のトロンボーンと称されるフランスの老舗ブランド、アントワンヌ・クルトワ。
そんなクルトワのトロンボーンのシリーズに、”Creation”シリーズが加わりました。‟Creation”シリーズの第1号は、“CREATION AC421 New York”(クリエイション AC421 ニューヨーク)、ニューヨークメトロポリタン歌劇場管弦楽団のトロンボーン奏者と共に開発された新しいトロンボーンです。
¥851,000 in Tax
AC440BR
“レジェンド AC440BR”は、1960~1970年代にアメリカで製造されたトロンボーンの響きを彷彿とさせます。
このモデルを愛用する奏者からは、「本物のトロンボーン・サウンド」と高く評価されています。力強く芯があり、かつ甘くまとまりのある音色は、金管楽器らしいダイナミックな表現を可能にします。
¥495,000 in Tax
AC280BO
フランスの風薫る華やかな音色、限りない表現力。
トロンボーン エントリーモデル新登場!
国際的ソリストをはじめ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団など、世界の名立たるオーケストラ奏者が愛用する金管楽器のブランド〈アントワンヌ・クルトワ〉。
1789年創業時より培ったトロンボーン製造の知識、技術を惜しみなく注ぎ、ダイナミックなフォルティッシモから繊細なピアニッシモまで、限りない表現力を持つトロンボーンのエントリーモデルが誕生しました。
¥287,000 in Tax
ブラステック白山