誰でも簡単に出来る!演奏後のお手入れ方法 【金管楽器編 Part2】
演奏後のお手入れPart1は見ていただけましたか?
Part1に続き今回は演奏に欠かせない各種オイル・グリスを紹介します。
バルブオイル
ピストン楽器に使用します。
楽器の状態により粘度が異なります。
ヴィンテージ:粘度高い(トロトロしている)
長期間愛用しピストンクリアランスが大きくなった楽器、ユーフォニアムやチューバなどの低音楽器に使用
レギュラー:ピストンのクリアランス(隙間)が広くないものに使用(トランペットなど)
ライト:特別に早い動きを必要とするジャズ奏者やXenoモデル等ピストンクリアランスの小さい楽器に使用
スーパーライト:粘度が大変低い(サラサラしている)
アドリブなど特別に速いパッセージの演奏に適したオイル
ピッコロトランペットなど高音での演奏が求められる特殊管にもお勧め
※使用する楽器はあくまでも目安となります。
詳しくはスタッフにお問い合わせください。
チューニングスライドオイル
トランペットやコルネットの、トリガー付き第1、第3抜差管専用オイルです。
中管の表面にを数滴注油し、オイルがよく行き渡るように動かして下さい。
100% 化学合成オイルで、軽く滑らかなスライド動作が長時間持続します。
またオイル皮膜が長く持続することで、抜差管を錆から守ります。
※第1・第3抜き差し管がトリガー(可動式)でない場合はグリスを使用することをおすすめします。
ローターオイル
ローター回転面専用オイルです。(ホルン・トロンボーンに使用します)
100% 化学合成オイルで、軽く滑らかなタッチ感が長時間持続します。
ローター表面にオイルの皮膜を形成し、乾燥を防ぎます。
またオイル皮膜が長く持続することで、ローターとバルブケーシングを錆から守ります。
ロータースピンドルオイル
ホルンなどのロータリー楽器の、ロータリーバルブ軸受け部に使用するオイルです。
100%化学合成オイルで、軽く滑らかなタッチ感が長時間持続します。
ローター軸の動きをスムーズにし、ノイズの発生を防ぎます。
またオイル皮膜が長く持続することで、ローター軸とその周囲の錆の発生を防ぎます。
レバーオイル
ホルンなどのロータリー楽器の、ロータリーレバー軸受け部に使用するオイルです。
100% 化学合成オイルで、軽く滑らかなタッチ感が長時間持続します。
レバーの動きをスムーズにし、ノイズの発生を防ぎます。
またオイル皮膜が長く持続することで、レバー軸とその周囲の錆の発生を防ぎます。
スライドオイル
スライド中管ストッキング部分に使用し、スライドの動きを滑らかにする専用オイルです。
オイルが出ているところが見えやすく、塗りやすい先端形状になりました。
スライドクリーム
ウォータースプレーと一緒に使用します。
軽快なスライドアクションが得られ、気密性を保ち、摩耗を防止。
←ウォータースプレー
グリス
楽器の状態により粘度が異なります。
スライドグリスカップタイプ・スライドグリススティックタイプ:抜差管の気密を保ち、錆や摩耗を防ぎます
スライドグリスジェルタイプ:金管楽器の抜差管にごく薄く塗ってなじませてください。管の気密を保ち、抜差管の動きをスムーズにします。
スライドグリスウルトラハードタイプ:高粘度のウルトラハードタイプです。
※写真はスライドグリスカップタイプです
様々なお手入れ用品を紹介してみました✨
少しでもお手入れについて知っていただけたら嬉しいです💞
演奏後にクロスで表面を綺麗にすることもお忘れなく〜
これであなたも金管楽器お手入れマスターになれますね✨
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ブラステック白山