【富山店】Seilen – SLTWS-296
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Aloha!
Ukulele Colors 富山店の池田です。
本日紹介いたしますのはルシアー高橋信治氏が代表を務める「Seilen Stringed Instruments」
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昨年の5月に「TOKYOハンドクラフトギターフェス2023」にて当店スタッフが買い付けてまいりました。
↓「TOKYOハンドクラフトギターフェス2023」買い付け品まとめブログはコチラより↓
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[Seilen Stringed Instruments]
セイレン工房の楽器は、世界中から集められた様々な種類の楽器用木材ストックを使い、研ぎ澄まされた感覚と積み重ねた経験、そして卓越した技術から生み出されています。 その楽器たちは、時にクリアに歯切れ良い音色で、また時に暖かく優しい音色であなたの生活に彩りを添え、毎日の中で欠かせないものとなるでしょう。1台1台のすべての工程を高橋信治 氏自身が管理し、常にその楽器を使うプレイヤーが心地よく演奏を楽しめるよう考え、じっくりと製作を進めています。
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高橋信治 氏は1980年、19歳でエレキギター製作会社に入社して経験を積み、その後23歳で自身の工房を設立。それ以来弦楽器製作一筋に30年以上の経験を持つ弦楽器製作家です。
2006年には、ウクレレの本場ハワイでの「Ukulele guild of Hawaii」主催の展示会「Ukulele Exhibition」で最優秀賞を獲得。NAMM Showなどでも高い国際的な評価を得ています。
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ブランド名はギリシャ神話の「セイレーン」が由来となっております。
このセイレーンですがブランドロゴに描かれている通り半人半魚の美しい魔物で船の航路上の岩礁に居て、通りがかる船人たちを美しい歌声で惑わし、座礁させてしまいます。
セイレン工房から生み出される楽器たちも、その音色で沢山の人々を惑わすほどの存在になれたらという思いから名付けられております。
SLTWS-296 #1600
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Seilenのフラッグシップモデルとも言えるダブルカッタウェイ・テナーの「SLTWS-296 #1600」
「TOKYOハンドクラフトギターフェス2023」の会場でも圧巻の絢爛たるルックスで来場者の注目を集めていました。
ボディ
マスターグレードのカーリー・ハワイアン・コアボディに部分的にアバロン使用することで木のぬくもりも感じられる煌びやかな仕上がりとなっております。
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非常に印象的なカッタウェイ・ネックジョイント部は塗料が溜まりやすい箇所ですが、塗料の吹き溜まりなどはなく薄めですがしっかりと塗装がされておりその美しさから技術の高さがうかがえます。
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技術者としてはジョイント方法はどうなっているのか、どのような方法なのか非常に気になります。
ロゼッタ・バインディング
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サウンドホールの周りにはアバロンを使用したダブルローゼット。
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パーフリングにはアバロンとカーリーコアを使用。
全体の印象を左右するバインディングとロゼッタ、アバロンという派手目な素材を使用していますが木材の良さを引き立たせ上品な煌びやかさをプラスしてくれています。
ネック、指板
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ネック材にはアコースティックギターでも使用されるホンジュラスマホガニーを使用。
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指板材にはマグロとも呼ばれる特に黒いエボニーを使用。
5Fと12Fのドットポジションマークに加えアバロンのウェイブラインにて装飾。
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指板サイドには3/5/7/10/12/15/17/19とスモールドットで視認性も高いプレイアビリティも確保。
ヘッド
ボディ材と同じくヘッドストックにはマスターグレードのハワイアン・コアが使用されております。
スロッテッドヘッドの為ペグにはGotoh SEP-780を採用。
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楕円形のヘッドロゴはSeilenの頭文字である”S”をイメージして作られたものでアバロンと白蝶貝が使用されております。
ヘッド上部にチューナーを取り付け、使用するプレイヤーが多いことからロゴの位置をヘッドセンターに配置することで遠目で見ても「Seilen」一目で分かるようにデザインされております。
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サウンドはテナーということもあり、ストロークではボディ全体で響く力強い鳴りといった印象ながら、アルペジオではセイレンらしい温かくもそれでいて繊細でクリアなトーンを響かせます。
軽く弾いてもしっかりと鳴ってくれるので弾くのが楽しくなる1本です。
試奏動画もございますのでご確認ください。
ショーモデルに相応しいルックスとサウンドで、プレイでもコレクションでも
生活に新しい彩りを加える一本となるでしょう。
それでは、
Mahalo!
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タグ: Seilen