山田剛史先生によるバッハコンクール課題曲セミナー開催しました。
こんにちは、
ピアノクラウド富山の吉田です。
今日は、9月15日に開催しました、
第13回 日本バッハコンクール課題曲セミナーの様子をご紹介いたします。
今回の講師は、山田剛史先生。
8月21日のblogにも書きましたが、
ケルン大学を卒業後、バッハに重点を置いた研究をされていました。
だからというわけではないと思いますが、今回のセミナーでは
どんな簡単な課題曲でも、その中にバロック時代の要素や形式を探っておられるようで、
「日本バッハコンクール」というステージで演奏するにふさわしい曲の解釈をレクチャーしていただきました。
以下、当日の講義でメモった山田先生のフレーズをいくつかご紹介します。
●音が飛ぶのは、そこに作曲家の伝えたいことがあるから。
●歌詞をあてはめることはとても大切。
●すべての臨時記号は怪しい。
●バロックは喋る音楽。ピアノは歌う楽器。なのでピアノでバロック音楽を表現するのは難しい。
●16分音符は技巧ではなく、魂の歓び。
●モダンなバッハは未来がない。
●バロック時代の楽器、チェンバロやオルガンは強弱がつかない。なので強調したい音は時間をかける。
えー、最近、聴力が落ちているので、もしかしたら聞き間違いがあるかも。
ただ、ここで気をつけていただきたいのは、
この前後にたくさんの布石や後述があるわけです。
その中の一部なので、切り取った部分だけで完結しているものではないということをご承知ください。
先生は、とても忙しいご様子で今回は東京から日帰りでの移動。
セミナー終了後も、昼食なしで、13:15の新幹線に乗ってトンボ返り。
この日もコロナ対策として会場は人数制限。
その代わり、全体、手元、ペダルを4台(うち、1台は保険)のカメラで撮影。
10日間かけて編集して、9月26日から動画配信をいたします。
みなさんの今年のバッハコンクールが充実したものになりますように。
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