ヤマハ グランドピアノサロン名古屋にSXシリーズの取材に行ってきました。
こんにちは。
Piano Cloudの吉田です。
時系列としては前後してしまうのですが、
今日は9月27日から一般展示しているヤマハのプレミアムグランドピアノS3Xの取材でヤマハグランドピアノサロン名古屋(以下 GPS名古屋)に当社調律師の加賀谷君とお邪魔してきた、そのレポートです。
9月10日、GPS名古屋で私たちを迎えてくださったのは、アシスタントマネージャーの小川麻実さんと、ヤマハ調律師の最高峰、アーティストサービス東京の星野信太朗氏。
皆さんとてもお忙しい方なので、限られた時間、挨拶もそこそこに本題へ。
先ずはSXシリーズ、一番の特徴は?
これはやはり、側(曲線部分)の曲練支柱に採用されたヤマハ独自技術の『A.R.E』。
※製材後長い期間を経た木材と同様の変化を生むヤマハ独自の木材加工技術、「Acoustic Resonance Enhancement」
側の部分も振動体として響かせる。もちろん、ピアノを作るうえで従来からの常識ですが、今回のSXはより深く追求したといいますか…。
ヴァイオリンに“オールド”があるように、長年大切に使い込まれ、熟成された深い響きが特徴です。どのように違うの?というと言葉での説明は難しいのですが、GPS名古屋でもお客様に弾いていただくと鳴り方が全然違います、と皆さんおっしゃいます。
それにタッチ感も違うとおっしゃいます。SXは掛川工場の中でも特別な場所で特別な人が作ったピアノ。量産はできませんが、それに見合う価値を感じていただけると思います。
SXを弾かれたお客様の共通した感想と言いますか、印象などはありますか?
アーティストさんからは、“広がりのある音”。そしてタッチレスポンスも含め、“音色が作りやすい” というコメントが多いです。
ちなみにSXシリーズをお求めになる方というのはどのような方が多いのでしょうか?
ピアノ指導者や、大学教授など専門家はもちろんですが、ごく一般の趣味でピアノを弾いておられる方でも結構お求めになります。そのような方はピアノではなく、電子ピアノからの買い替えが少なからずありました。また、ピアノ指導者の場合は、学生時代や卒業直後に購入したC3やC7が20年以上経ち、最後の買い替えとして“良いピアノを弾きたい“ という先生が圧倒的に多いです。
現場でいろいろな声をうかがった後は、実際のピアノを前にして
もちろん、自ら試弾
せっかくGPSに来たのですから、滅多に触ることのできないピアノから
これは最高級のコンサートグランドピアノ CF6
そして CF4
これはS6X
そしてS3X
これはSXシリーズに設置してあった椅子。ドイツ アンデクシンガー社製。前回のショパン国際ピアノコンクールでも話題になりました。
加賀谷君はたっぷり時間をかけていろんなピアノを行ったり来たり。
その上でさらに星野さんに色々質問。
最後に小川さんにCF4、S3X、C3Xの弾き比べをしていただきました。
S3Xが店に入る前にヤマハのSXシリーズのある現場を取材することで、その魅力を予習してきました。
S3Xは9月10日 楽器センター富山に無事入荷しました。
S3Xの試弾は当面 予約制となります。
日程が決まりましたらご案内致しますが、それまでに、加賀谷君がGPSで仕入れてきたノウハウを注ぎ込んで出荷状態のS3Xのコンディションをさらに磨き上げていきます。
今しばらくお待ちください。
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