アルタスフルートの工房へ!その2
こんにちは。川上です。
アルタスフルートの工房見学の続きです♪
前回まではコチラ↓
組立室
管体やキィのパーツはバラバラな状態でこの「組立室」へ
コチラでは、半田付け・ロウ付け、キイの組み上げ中。
キイがスムーズに動き、すきまが出来ない。ぎりぎりを手作業で削り、組立します。
ちなみにアルタスの上位機種は、仕上げに銀メッキをかけていません。
メッキをかける利点はやはり、見た目がきれいに仕上がり、手入れし易いこと。
もし半田付け、ロウ付けの痕や、細かなキズが出来るとかなり目立ちます。
しかしアルタスのこだわる「銀本来の音色」を表現するために
あえて職人の技術力が問われる「無垢」にこだわって製作しています。
見た目にはさほど変わらないように見えるのですが、
吹き比べてみると、こだわる理由がわかります。
さらにフルートの「いのち」とも言える歌口の穴の内側を削る作業。
これにより、音色と吹き心地が決まります。
限られたわずかな職人しか携われない、繊細な作業でした。
組上がると、磨きの行程にを経て、
となりの「調整室」へ
調整室
皆さん集中しておられます。
机の上に沢山立ってる青いのがフルートです。
フルートに貼られた青いテープは、磨きが終わったあと保護のために貼られるそうですよ!
沢山ありますね。。。
またこちらの室内は温度・湿度が常に一定になるように管理されており、
一定にすることによってタンポの変化を防いでおられるそうです!
入室の際には塵を部屋に入れないためにスリッパに履き替えるなど、
細かいところまで気を配って製造しておられて感動しました。
特別に入室させていただきました。。。
管内に光を入れて、隙間が無いかチェックしています。
光が漏れている=指でキイを押えても息が漏れるということですね。
さらに紙を隙間に入れて、微妙な隙間をチェック。
より細かい隙間を手の感覚で感じます。
もちろん試奏チェックも行います。
撮影に協力してくださったのは、
この道の一番ベテラン小林さんです。
小林さんとなかなかマニアックなお話をさせていただきました。
■アルタスの銀の素材(種類が沢山あります!)
■設計・スケール
■名器「ルイロット」とアルタス etc…
気になる方は川上まで♪
川上
▼Altus(アルタスフルート) – STOCK LIST
▼アルタスフルートとBrasstekの出会いが生んだ”Rose”シリーズ
タグ: Altus, フルート