【Brasstek富山 管楽器リペアブログ】サックスのタンポ交換 Vol.1
サックスのタンポは長年使用するとどんどん硬くなってしまいます。
硬くなったタンポではトーンホールをしっかり閉じ辛くなり音が当たりにくくなることがあります。
また、キィを閉じたときのノイズも出るようになります。
今回、3年ほど交換していないという古く硬くなったタンポの交換の様子を
楽器センター富山管楽器フロアBrasstekの久保がご紹介します。
分解
左手で操作するCキィからAキィ周辺のタンポを交換します。
購入して一度もタンポを交換した事が無かったとの事…
これだけを見てもわかりにくいですが、コチコチです。
タンポ交換のために、キィを外す必要があります。
そのためには、まずキィを動かすバネを外します。
針みたいに鋭いので、
分解してのメンテナンス時に刺さることがあります… 痛いです。
このばねが外れるとキィがプラプラになり、
この状態で吹こうとしても音が出にくくなってしまいます。
時々、急に音が出にくくなった、とお持ち込みいただく方の中には
何かの拍子にバネが外れてしまったことが原因だったと言う事もあります。
音が出にくいと感じたら一度見てみて下さい。
ネジを回して芯金を抜きます。
外すとこんな感じに。
長い芯金が入っていますね。
芯金に汚れが溜まっているので、
次回は綺麗にしていきます。
皆さんの楽器のタンポの状態はどうですか?
楽器の点検を無料で行っておりますので、
気になる方はお気軽にお持ちください。
楽器センター富山 管楽器フロア Brasstek 久保でした。
木管楽器・金管楽器修理を承ります!
料金表は右記から確認できます。⇒ 料金表
タグ: リペアブログ, 修理