【Brasstek富山 管楽器リペアブログ】ホルンロータリークリーニングVol.4
2018/07/26 11:50:31
前回に引き続きホルンのロータリーのクリーニングの様子を久保がご紹介します。
今回は前回ロータリーを分解したら、
アレキ特有のローターだったので、その紹介をします。
前回の様子は下記からご覧いただけます。
ホルンロータリークリーニングVol.2 ボールジョイントと紐式の違い
ルブリケーションチャネル・ロータリーシステム
ロータリーやローターは重要な部分なので、
より良い状態が長持ちするよう、こだわっているメーカーも少なくありません。
この楽器はアレキサンダーですが、アレキサンダーの場合は
軸に注したオイルが全体にしっかり行きわたる様に工夫した
「ルブリケーションチャネル・ロータリーシステム」が採用されています。
上部真ん中の穴にオイルを注すと、
下の穴から出てきて、らせん状に掘られた溝を通り、
ローターが回転することで全体にオイルが行きわたる仕組みです。
逆側の軸にも溝が掘られています。
ロータリーの構造の中で最も重要な部分が
この上下の軸の部分なので、
その軸が摩耗しないよう、よく考えられています。
次回はようやく本題。
分解したパーツを綺麗にしていきます。
Brasstek富山 久保でした。
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