【Brasstek富山 管楽器リペアブログ】ホルンロータリークリーニングVol.3
前回に引き続きホルンのロータリーのクリーニングの様子を久保がご紹介します。
ロータリーのチェックや、違いをご説明してきたので、
今回は分解します。
前回の様子は下記からご覧いただけます。
ホルンロータリークリーニングVol.2 ボールジョイントと紐式の違い
ロータリー分解
ではロータリー分解します。
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ロータリーを分解した中身がコチラ!
上から順に 外蓋、内蓋、ローター、アーム、ネジ で構成されています。
本体側。
内側の側面にそれぞれの抜差し管へつながる穴が見えます。
普段は抜差し管へは通らずに進む空気が、
ローターが回転することで、それぞれの抜差し管へ
空気の流れが切り替わり、
管が長くなる事で音が変わる仕組みです。
分解したついでに、
ローターの違いも見てみましょう。
右が4番ローター、左が1番ローター。
この楽器は4番ロータリーだけ若干形状が異なります。
ローターを抜いた本体の画像を見ると分かりやすいですが、
この楽器は1~3番ロータリーは4つに枝分かれしていますが、
4番ロータリーは3つに枝分かれしています。
メーカーや機種によって、4番ロータリーの枝分かれが
3つや4つ、中には6つに分かれているものがあります。
皆さんの楽器はいくつに分かれていますか?
次回は分解したついでに、
アレキサンダー社こだわりのロータリーシステム
「ルブリケーションチャネル・ロータリーシステム」についてご紹介します。
Brasstek富山 久保でした。
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