【Brasstek富山 管楽器リペアブログ】ホルンロータリークリーニングVol.1
2018/07/04 02:44:53
ロータリーの軸から何か得体のしれないものが…。
なんて経験はありませんか?
楽器のロータリーは、ピストンやスライドと違い
汚れ具合や状態を自分で確認できません。
汚れが溜まると、軸から何か出てきたり、
動きが鈍くなったり、錆の原因となったりします。
本番でより良い演奏をするためにも
ロータリーは良い状態で保ちましょう。
今回はホルンのロータリーのクリーニングの様子を久保がご紹介します。
ロータリーチェック
特に動きが悪いわけでは無いのですが、
しばらくクリーニングをしていないとの事で、
ロータリーのクリーニングを行います。
まずは状態チェック。
キャップを外してロータリーの回転位置を確認します。
レバーを押すことで中のローターが回り、
ロータリーの真ん中の「L」字が回転します。
この「L」字と内蓋の切込みの位置がピッタリくるかを確認。
「L」字が中のローターの止まる位置を示していて
「L」字と切込みの位置がずれていると、
中のローターの位置もずれていて
息の流れの妨げとなります。
黒のゴムが、ローターの止まる位置を決めているので、
「L」字がずれている場合はゴムの交換・調整が必要になります。
この楽器は大丈夫でした。
誰でも簡単にチェックできるので、
一度見てみて下さいね。
次回は、ロータリーのジョイント部
ボールジョイントと紐式のジョイントの違いについて
触れてみようと思います。
Brasstek富山 久保でした。
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